ニコラス・エドワーズさんの

楽曲を深掘りする

第５弾は

「We Get By♪」

＜日刊エンタメクリップ　2017.3.18より＞

――楽曲が生まれた背景やエピソード（Listen withのプレミアムイベントにて）

「本音と建前を恋人にたとえ、誘惑の物語を書いた」と明かした

＜OKMusic UP's vol.147ライブレポートより＞

ーーニコラスさんが作詞作曲を手掛けた曲はアップテンポではなく、ミドル、スローナンバーが多いですね。

そうですね。ひと捻りある曲が好きなんですけど、例えば「We Get By」という曲は“泣きたい時には泣いてもいいんだよ”って伝えたかった曲なんですけど、シンプルなバラードにしないでR&B調のリズムを取り入れることによって希望が見えてくるかなって。挫折して辛い想いをすることは全然悪いことじゃないというメッセージを込めたかったんです。「モナリザ」もそうですけど、メロディーに哀愁があってもビートは陽気だったり。人の心も同じで悲しみの中に喜びがあったり、怒りの中に悲しさもある。感情ってそんなに単純ではないと思っているので、人間の心の奥深さを曲で表現したアルバムになっていると思います。

「We Get By」

作詞・作曲：ニコラス・エドワーズ

東京の夜景が涙で滲む
高速道路の左車線で少しだけ加速してみたの
昨日とは何か違う景色が見えてくる気がするよ

Tires on the road, tired of being alone
Windows down, trying to let go
Never thought I’d pray to a god I don’t believe in
Never thought I’d find myself running out of hope

Looking for different life on the horizon
Pedal to the ground, I’m replace what I broke

Tires　疲れる、うんざりする

on the road　ツアー中

tired of being alone　一人でいるのはうんざりだ

trying to let go　手放そうとする、（心配事などを）忘れてしまおう

Never thought I’d pray to 　祈るとは思わなかった

I don’t believe in　（存在を）信じない

　＊100%と言えるような確証がない時なんかにこの I believeを使う

Never thought I’d find myself running out of hope　希望が無くなるとは思わなかった

　＊myself running out of hope　希望を失った自分

　＊running out　切れる

Looking for different life on the horizon　地平線上の別の人生を探しています

Pedal to the ground　ペダルを踏む

I’m replace what I broke　壊れたものを交換する

＊今夜は泣いてしまおう
朝日はすぐそこだよ　大丈夫 We Get By
上手く行かない日だって
頑張ったなら笑って　大丈夫 We Get By

＊Better days are right beyond the headlights
Even through the tears we’re going to be alright
We get by, we get by
Better days are coming past the red light
Ever through the fears we’re going to be alright
We get by, we get by

Better days are right beyond the headlights　より良い日はヘッドライトのすぐ向こうにある

Even through the tears we’re going to be alright　涙を流しても大丈夫

　＊Even　〜すらの意味。動詞の前にevenを置いて、動詞を強調する

　＊Even through the tears　涙を流しても

　＊we’re going to be alright　私たちは大丈夫です

Better days are coming past the red light　より良い日が赤信号を通り過ぎて来る

　＊the red light　危険信号

Ever through the fears we’re going to be alright　恐怖を乗り越えて、私たちは大丈夫だろう

*Everは「1回でも・少しでも・たまにでも」という強調を表す

get by　「何とかしている」というような意味の句動詞

悩み事　できないこと　すべて忘れよう
ここからだとちっぽけな問題もなぜだか大きく見えてくる
自分のことだけで精一杯そう思うたびに嫌になる

Everywhere but here everything is so clear
Windows down, trying to get near
Never thought I’d pray to a god I don’t believe in
Never thought I’d find myself running out of hope

Looking for a different life on the horizon
Pedal to the ground, I’m replacing what I broke

Everywhere but here　ここ以外はどこでも

trying to get near　近づこうとする

＊Repeat

泣きたい日は泣けばいいさ
大丈夫だよ　きっと大丈夫だよ

Every tear I’m crying
Everywhere we’re riding
Baby we’ll be alright
Promise we’ll be alright

Every tear　すべての涙

Everywhere we’re riding　どこでも

Baby　愛しい人

we’ll be alright　大丈夫

Promise　約束するよ、誓う

＊Repeat

モノクロから徐々に色彩が変化していく美しい映像

一番最初に、視聴したときは気づきませんでした

きっと、ニックの表情しか見ていなかったのでしょう

アコースティックVer.も、とても素敵です

アルバム『トビラウタ』（2018.4.25発売）に収録されています

決してマイナスなことは口にしてこなかったニックの

当時の苦悩が

英語Ver.ではストレートに表現されているように感じました

この歌に励まされた、と言っていた理由も

よくわかります

歌詞には載ってきませんが

イントロが始まる前の

ニックのため息

ニックのため息が聴きたくて

私はスマホのアラーム音を

「We Get By♪」にしています

ニックにはNGみたいですけど

YouTube「ニックちゃん寝る。＃１」で

珍しく、感情を露わにして語っています　（49:00頃〜54:00頃）

「絶対に音楽で起こされるのは、絶対に嫌です。

音楽で起こされるのが嫌な理由っていうのは、その音楽が嫌いになります。

人生で一番嫌いな音は、これじゃん。

（iPhoneのデフォルトのアラーム音”レーダー”）

この音、地獄じゃないですか？

この音が例えば、スタバでコーヒー飲んでいる時に鳴っても

『やめろっ』

って言いたくなります。

う〜わっ　その消えていく感じもウザいし。

1回でもこの印象になったら、この音嫌いになっちゃうと思うんで。

嫌いな音数はこれ一つでいいの。」

音楽が大好きなニックらしい理由だと思いました！

ニックの

なかなか見ることのできない一面

好き嫌いがはっきりしている性格を

垣間見ることができました

朝は

ポットキャストを聞いたり、YouTubeで人が喋っているのを流しながらヘアメイクをしている

音楽を聴くのは

家を出た時で駅まで歩いている時や移動中、仕事場で

目覚ましアラーム音に関しては

ニックと全く考え方が逆です

ニックの曲を色々着信音にしていました

朝は苦手ですが

目覚めが抜群に良くて

イントロの間にアラームをoffにしてしまい

二ックの歌が聴けません

車の中ではニックの曲しか流れてこないので

ニックの歌は毎日聴いています(^^♪

そこで辿り着いたのが

We Get By♪でした

起きるのが辛いから

少しでも好きな音で目覚めたい

と思う私です

・

・

・

いよいよ明日11月3日

2年ぶりのワンマンライブの開幕です

ニコラスさんのコンディションが絶好調で

最高のパフォーマンスを発揮できますように

We Get By♪英語を深掘り