祖母に会いに行った
ここ最近はずーっと眠っていて起きているところを見たことがなかった
バイバイと手を動かしてくれたのが
動いている最後の姿だったようです
もうあれ以来起きてるところを見られてません
声をかけても、揺すっても
ただただ、眠っているようで
なのに点滴だけはされていて
腕は痛々しくて
きっと家に帰りたいだろうな
風呂にも入りたいだろう
ゴクゴク飲み物を飲んで
美味しいものを味わいたいだろう
たくさん話をして
家族に囲まれて
たくさん笑いたいだろう
早くこの姿から解放してあげたいなと
言葉には出せないけれど
心の中でずっと思っていた
解放するという事は
同時に死を意味してしまうので
どうしても口には出せないまま
いつかまた目を開けて、離せないけれど
手を動かして、こちらをみてくれるんじゃないか
何か伝えてこようとする姿がみれるんじゃないかと
期待していました
いつまでこんな生活が続くのかなと
何となく考えていた矢先に
母から連絡がきました
だいたい、ふと考えた事が身に起きたりするものです