『鞠子はすてきな役立たず』

山崎ナオコーラさん著

 

以前、蔦屋書店で見かけて気になっていた本。

多分その時は、「趣味で腹いっぱい」というタイトルだったな、と今になって気づく。

仕事や、労働に縛られず、趣味に生きる鞠子。

その旦那、小太郎は「働かざるもの、食うべからず」という環境で育った。

そんな価値観の異なる二人がどんな生活をするんだろう?と思って。

旅のおともに購入し、旅中で一気に読みました。

 

 

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▼私が気に入った言葉シリーズ

※誤字脱字はご容赦くだせい

 

『努力の先に何があるわけでもないのがいい。上を目指さない。競争をしない。そこが素敵だな、と思ったの。』

 

『新しい考え方に触れる、って楽しいことですよね』

 

『たくさんの人に親切にしたい』

 

『生きとし生けるものはみんな、 自分の価値観を壊してほしい っていう欲望を持っているのかもしれませんね』

 

『鞠子さんの考え方が自分にとってとても新鮮だから、僕の価値観をぶつけてみたくなっちゃうんですよ』

 

『働いている人を中心にして世界が回っていると自分は思い込んでいた』

 

『今は子どものいる将来のことは、いったん、忘れたい。そうじゃない未来も夢見てみたい』

 

『今となっては希望に満ちた明るい言葉に感じられる。手術できるというのは幸せなことだったな』

 

『育児をしたい、という自分や鞠子のなかなかかなわない夢が、種たちによって癒されそうな気がした』

 

『人でも植物でも、育てるっていうのは、そんな簡単にはいかないわね。でも、だからこそ、面白いんじゃないの。自分の思い通りにならないからこそ、『ああ、この世界は自分が動かしているんじゃないんだな。他の力がたくさん働いている世界なんだなあ』って、そう思えてさみしくなくなるじゃないの』

 

『発想力で生活は豊かになるんですね』

 

『手作業っていうのは、自分の心を整えますね。手作業は祈りよ』

 

『三十歳を過ぎてからの世界批判は恥ずかしいよ。社会っていうのは、もう自分たちが作っているものなんだから』

 

『ちょうどよく生活できているかっていうのは他人と比べる必要はないのかも。自分がつらくならなければいいんだから』

 

『仕事人間は、リストアに遭ったり、定年退職したりした時に、アイデンティティが保てないことがあるらしいよ。急に孤独になっちゃって、生きていくのが難しくなるんだってさ。居場所はたくさんあったほうがいいってことなのかなあ』

 

『想像できる余地があるって贅沢なのかもなあ』

 

『仕事は人間を生かしもするけど、殺しもするんだなあ』

 

『自分の乾いた心が潤っていくようなきがする』

 

『甘えちゃいけない理由って、僕にもうまく説明できない』

 

『自己満足って、仕事の場では完全なる負の言葉だけど、趣味の場ではそうじゃないんだなあ』

 

『不便だとしても、人生はいろいろなことが起きた方が勉強になるから。むしろありがたいと思うことにする』

 

『自分に対しても、他人に対するのと同じように、優しくした方がいいと思うんですよねえ』

 

『自分に優しくするのも、社会活動ですよね』

 

『他人のために時間を使っている頑張り屋の方ばかりだから、自分のために時間を作っていることが贅沢な気がしちゃって』

 

『心に風が吹き込んできた感じ』

 

『悲しみに沈んでいるときって、自分の家並みに関係のない話を聞いても、傷口をいやしてくれる作用があるみたいですね』

 

『こちら側が何もできなくても、ご自身の力で一歩を踏み出してくださる方がいるということが・・』

 

『社会を回しているのは、仕事だけじゃないんだな、と。趣味人も社会人なんだな、と』

 

『趣味によって助け合いが生じることがあるんだなあって。趣味って悲しい出来事があったときに役立つんですよね。別の視点や違う考えがひゅっと頭に入ってくるだけで癒しになることがある。あるいは、手作業に夢中になることで救われることがある。そう考えていくと、趣味が社会を回しているのかもしれない。仕事だけでは救えないことが世界にはあるんでしょうね』

 

『他立と依存は違うかもしれない。自立に美しい立ち方があるように、他立にも美しい立ち方があるのかもしれない』

 

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私、趣味ってなかなか見つからなくて。(今も探し中でいろいろ手を出すのだけど本当に続かない)

でもよく考えたら、うまくできなきゃだめとか、上を目指したり、競争したり、人より得意にならなきゃダメ、と思っているからできないのかも。

それってもはや仕事だよね(笑)

確かに趣味って、ただただやっていて心が満たされるとか、楽しいとかそういう純粋な気持ちで満たされるものなのに、

うまくならなきゃとか極めなきゃとか考えてしまうから、やる気がなくなったり、つまらなくなって「違う・・・」て思っちゃうのかも。

評価(肯定的なモノ限定笑)を欲しがる私は根本から間違っているのでは!?と思った。

 

私も小太郎と同じで、仕事=人生に近いものだという価値観を持っているし、

働くことや労働、仕事が社会や経済を回しているというのは感じていたかも。

じゃあ主婦や、学生、働きたくても働けない人とかはどうなる?社会人ではないのか?(まぁ学生は学生なのかもしれないけど)
社会を回していないのか?経済を回していないのか?ってなるよね。

誰だって、趣味人だって、だれかの何かのきっかけになって、影響を与えたり、社会を動かすことがあるんだよね。

それは立派な社会人でもある。

働いている人が偉いのではなく、みんな誰だって生きてるだけで偉い。

自分の何かが、だれかの何かのきっかけになり、一歩踏み出す出来事になったり、力になることができたら本当に幸せだなぁと感じた。

 

自分の人生が潤い、活力を感じ、生きがいや、楽しみを感じ、より幸せだなぁと思えるように、私も純粋な趣味を見つけたい!

 

 

ずいぶんpc開いておりませんでした。


そう、コウジの続き。

年末のお休みに、遂に。
味噌作りしました。



でーん!



大豆を一晩水に浸し。

いざ煮る。

ほくほくふわふわの大豆ができて(この匂いがたまらなく好き)

ボールの中でずんずんと潰す。

そして米麹を加え、これまたずんずんと潰し。

味噌玉を山ほど作りました。

こんな感じです↓



あとはタッパーに投げ入れ(空気を抜くためまじで投げ入れました)

隙間ができないよう、ぎゅっぎゅっと詰めていきます。


それが…ジャーン!

結構麹の存在感もありますがこんな感じ。



あとは空気に触れぬようラップを敷き詰め、重しの塩を乗せ、蓋をして完成。






結局潰すのに手こずってトータル3時間くらいやってたかな〜

よく頑張りました。


これで半年〜1年寝かせます。




ちょこちょこ覗いてますが、じっくり熟成されて美味しいお味噌になったら嬉しいです。




やっぱり私は「食」が好きだなあ。

料理はさほど上手くないし、毎回味も違う。
グルメな訳でも舌が肥えてるわけでもない。

でもなんか温かみや癒し、愛を感じる食は私には欠かせない存在である。




てなわけで初味噌作りでした。

そうそう。

思いついて手作り味噌を作ろうと思ったんです。

 

大豆と麹と塩で!

 

それで大豆は北海道産のおいしそうなやつを購入。

 

お塩は九州のがまだたくさんあるからそれを使おう。

 

問題は麹。

 

 

そもそもさ、麹ってなに?(笑)

 

※麹とは米や麦などの穀物にコウジカビなどの食品発酵に有効なカビを中心に微生物を繁殖させたものらしい(ウィキペディア参照)

 

なんか文字にするとヤバそう・・・笑

 

 

 

どこで買えるの~

自然食品とか取り扱っているお店にいってみたものの無い・・・

 

スーパーには生麹という冷え冷えのがあり、ちょっとこれではない気が・・・

 

ということでネットで注文。

 

 

 

で、今日届いたんです。

 

けど荷物の宛名のところに、

 

品名:サプリメント  って書いてあった。

 

 

「いやいや一応食品です~」て一人ツッコみましたとさ。笑

 

 

 

でも 品名:微生物 って書いてあってもなんか怖いか(笑)

 

 

 

 

 

週末に味噌、仕込んでみよう。

 

楽しいといいな。