本日ももう少し銅のお話です。

段々身の回りのものが石油から電力へ置き換わって来ています。今後自動車が電化されて行けば、石油やガスは基本的に熱を必要とする用途へ段々と絞られて行くように思われます。

ということもあって、電気といえば銅ですので、どんどんと銅が注目されて、銅の価格は上昇続けています。しかし銅は鉄や亜鉛などと違って、鉱石に含まれる品位が極めて低くて0.5%くらいしかありません。ですので今後消費が伸びてもなかなか増産は難しく、また新たな優良鉱脈を発見することも難しい、というよりほぼ不可能です。また地球に偏在していますので、地政学的なリスクも抱えています。

よって今後あまりに価格が上昇した時に何が起こるのか?なかなか予測が難しいです。

アルミも電気は通しますので一部はアルミ化が進むかと思いますが、どの用途が、どの価格で、どの程度アルミ化が進むのかは予測は難しいです。

ただ、金も銀も同じく、価格は鰻登りですが、なかなか代替が進んで価格が下がるということには至りません。

過去からオリンピックは、金、銀、銅ですが、案外この3金属は過去から今現在、そして永遠に代え難い金属ということで価値は上がり続けるのかも知れません。私はその点に注目して、BHP、リオテイント、ヴァーレに投資を続けているのですが、果たしてどうなりますでしょか?

コーヒーやカカオなどの嗜好作物も今後価値が上がっていく様に思います。ただなかなかこの様な商品への投資は難しそうです。日本の商品先物は小麦や大豆、小豆などですが、どうも昔から手を出すと大火傷を負う様なイメージですよね。面白そうなので一度取り組んでみたいとは思うのですが。