「ドラッカー流 最強の勉強術(中野明著、祥伝社新書)」という本を読んだ。
 この本の中には、ドラッカーが、ハーバードビジネススクールからの誘いを4回も断ったというエピソードが出ていて興味深い。
 誘いを断った理由は「ドラッカーは現場での体験を大変重んじたから」。
 ハーバードからの誘いには条件がついていた。それは、「月に3日間を超えてコンサルティングの仕事をしてはならない」という条件。ドラッカーは、実務経験なしにマネジメントは教えられないと大学当局に反論したが、大学は条件を緩和せず、そのためドラッカーは誘いを断った。
 というのがこの本に書いてあったこと。
 ドラッカーのような、膨大な量の本を読んで書いた人の行動だというところが、興味深いと思った。


ドラッカー流 最強の勉強法(祥伝社新書207)