Voiceの6月号で「さようなら民主党」という特集が組まれていた。
 記事の形式は、論文・インタビュー・アンケート・対談と一通りそろっている。
 中西輝政さんの「「新しい保守」を打ち出さなければ未来はない」という論文については、5月14日のこのブログで書いた。

 インタビューは田原総一郎さんによるもので、相手は山田宏さん・与謝野馨さん・谷垣禎一さんの3人。
 日本創新党の山田氏がインタビューで言っていたことは、地方分権・道州制・法人税減税・所得税減税・消費税引き上げ・公務員の数の削減など。だいたい、他でも言っている山田氏の持論だと思う。比較的政策軸が明確である。
 立ち上がれ日本の与謝野氏の話は、自民党・民主党の批判が占める部分が多く、自分の党の政策の話は少なかった。内容としては、社会民主主義的で、ヨーロッパ的な消費税が高く社会保障などが整備されたシステムを指向している。規制緩和・公務員改革については何も言っていなかった
 自民党の谷垣氏は、「何々についても検討するつもりです」「何々は重要だと思います」という感じの言い方が多く、どうもぱっとしない
 三人を比べてみると、山田氏の言っていることが一番立場・政策軸がはっきりしていてわかりやすかった
 

日本政治の正体