面接試験で成功する方法(レポート)
 

 教員採用試験の面接官はどんな人たちなのか?
 という問いは、採用試験を受ける人にとっては非常に気になる質問だと思う。

 最近では、一般市民代表、のような感じで民間の人に来てもらったりする場合もあるようだが、基本的には学校の校長先生と教育委員会のお役人である。

 民間企業の場合は、人事部の社員と経営者・重役である。
 民間の方が、「我が社にはどんな人材が必要なのか?」と日々真剣に考えている人が採用の仕事を行うことが多いが、公立学校の場合には、普段はそれほど真剣に採用のことを考えていなくて、採用試験の時だけ面接官を務めるという場合が多い。

 もちろん、だからと言っていい加減に面接が行われているというわけではない。
 日々学校や教育委員会で業務を行っているわけだから、「どういう先生が増えて欲しい」ということについて、たぶんある程度の考えは持っているのであろう。
 どんな考えかと言うと、簡単に言えば、「一緒に仕事をしたい人」「自分の下で働いて欲しい人」ということになるだろう。
 「これでは当たり前すぎて答えになっていない。「一緒に仕事をしたい」「自分の下で働いて欲しい」という具体的な中身が大切だ」と言われてしまうと、確かにその通りかもしれないが、これはこれで大切なことだと思う。
 教員採用試験・面接試験について考える上では、校長先生や教育委員会の人が「一緒に仕事をしたい人」「自分の下で働いて欲しい」というのはどんな人か、ということが大切なのである。

 ざっと思いつくのは次のようなことだ。

1 問題を起こさない人。
2 真面目で嘘をつかない人。
3 保護者からクレームが来ない、またはクレームが少ない人。クレームが来てもうまく対応できる人。
4 仕事熱心な人。情熱を傾けて一生懸命仕事をしているので応援したくなる人。
5 上の言うことに逆らわない人。
6 明るくて楽しい人。


 こんなところであろうか。校長や教育委員会の人だからと言って、普通の人とは非常に違う特殊・独特な考えを持っているということはない。1~6は、ごくごく、当たり前のことだと思う。
 受験生は、こうしたことを意識しながら、「面接試験で聞かれそうなことに対する自分の答え」「面接試験のときに取るべき態度」を考えていくとよいと思う。

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