JR東海管内の名古屋地区の中央線ではダイヤ改正を機に、315系が営業運転を始めました。現在は中央線のみでの営業運転となっていますが、将来的には名古屋・静岡周辺の東海道線へ導入される計画もあり、これに伴い、211系が順次置き換えられることになっています。
そんな中、JR東海保有の211系に廃車の動きがありました。中央線で最後まで生き残ってきた国鉄時代からの生き残りである0番台2本(いずれも4両編成)が廃車となった他、中央線用の5000番台に関しても一部が廃車のため、浜松に送られているとのことです。
更に、211系廃車の波は静岡地区でも・・・。元々、中央線のライナーとして使われてきた313系の一部が静岡へ転属したことに伴い、3両編成が2本程廃車のため、浜松に送られたとの情報があります。
現在、JR東海管内にいる211系は中央線や東海道線の静岡地区(熱海~豊橋間や御殿場線、身延線も含む)で営業運転に入っているのですが、特に静岡地区にいる211系は編成中にトイレが設置されていない点が、最大のネックになっています。静岡地区では2007年に113系や115系が引退して以降、15年近くは既存の普通列車用車両に置き換えなどの動きがありませんでした。が、2020年代半ばまでにはかなり大きな変化が現れることが予想できるため、既存車両の動向に注意しておきたいものです。