yasashiiakumaの徒然紀行

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日々の出来事、交通系の話題、最近のニュースなどを呟きます。
テレビ東京系(ローカル路線バス乗り継ぎの旅、出川哲朗の充電させてもらえませんか? の大ファン)

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現在、東北新幹線の『つばさ』と併結する『やまびこ』や、上越新幹線の『とき』『たにがわ』で使われているE2系車両が来春、上越新幹線での定期運用を終了することになりました。上越新幹線では2019年度からE7系の営業運転が始まり、昨年9月末にオール2階建て新幹線のE4系Maxの置き換えを終えています。が、その後も上越新幹線用や北陸新幹線の金沢~敦賀間延伸に向けたE7系(W7系も)の増備が続き、ダイヤ改正の度にE7系の運用数が増えるのに伴い、E2系が使われる機会が減りつつある状況です。

 

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上越・北陸新幹線の主力車種であるE7系・W7系。23年春以降、大宮から高崎・新潟・金沢方面に向かって走る新幹線は、この車両一色となります。

 

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今後、急ピッチで置き換えが進むとされるE2系。山形新幹線の車両がE8系へ置き換わるまでの間は、『つばさ』併結の『やまびこ』で主に使われ続けますが、上越新幹線での定期運用は今年度が最後になってしまいました。

 

E2系の運行区間が東北新幹線から上越新幹線へシフトし始めたのは、2013年でした。E5系が次々と増備されるのに伴い、小窓車が多数を占める基本番台から順次、上越新幹線へ活躍の場を移し始めました。その後、普通車が全て大窓の1000番台も上越新幹線の運用へ入るようになり、2018年度末までに小窓の基本番台は全て置き換わりました。現在、上越新幹線が主な活躍の場と思われているE2系ですが、東北新幹線でも『つばさ』と併結する『やまびこ』をはじめ、多客期には『はやて』や『やまびこ』として盛岡や新青森まで乗り入れることもあるなど、東北新幹線でも全盛期時代の輝きを少なからずお披露目する機会があります。

 

E1系やE4系のように、東北新幹線での運用を先に失ってから上越新幹線で最後の活躍をしてきた流れがE2系にも踏襲されることになるかと思いきや、上越新幹線から先に失うといった思いがけない展開に最早、驚きを隠さずにはいられません。E2系1000番台には、2010年にフルカラーLEDの行き先表示を持って落成した編成が6本あり、現在はこのグループの全ての編成が新潟の車両センターに所属しています。3色LEDの行き先表示を持つ編成は22年度中に全廃になることが予想されますが、23年度以降は2010年製のグループが再び仙台に転属し、東北新幹線のローカル運用で最後の活躍をするのではないでしょうか。

 

因みに、その他の新幹線絡みのニュースでは・・・

①E3系『とれいゆつばさ』のラストラン中止。

『とれいゆつばさ』は31日に、山形新幹線内から仙台までのラストラン列車が運行される予定でしたが、16日に発生した最大震度6強の地震で東北新幹線の郡山~一ノ関間が運転見合わせとなっているため、27日の山形新幹線内での団体臨時列車の運行を以て、一連の営業運転を終えました。

 

②500系8両編成、2編成が運用を離脱

現在、8両編成で『こだま』を中心に営業運転へ入る500系ですが、8本あるうちの2本が運用を離脱し、廃車になる見込みであることが分かりました。うち1本は3年程前から車籍を残したまま運用を離脱し、部品取り用として使われていますが、今春のダイヤ改正でもう1本が運用から外れました。

編成によっては主要走行機器の交換やフルカラーLEDタイプへの行き先表示への交換が行われているため、最終的な引退は10年程先になると思われますが、山陽~九州直通用のN700S系8両編成が登場すればJR西日本の500系や700系、JR九州の800系の置き換えが始まってしまうため、予断は許せません。