その事を社長に伝えようとした瞬間に社長の携帯電話が鳴り、助手であるオレが代わりに出ると、女神様と同行している御付の一人からで、女神様はトイザらスに寄るから先に行っててくれとの事。
それを社長と警護対象者に伝えたんだが、その時車内にいた全員が「馬の次はなんなんだぜ?」って思っていたはず。
しかし誰も口には出さなかった。
そしてその日は無事に邸宅に到着して待機していた御付の人に引継ぎして終了。
結局社長とオレがいる間に女神様は帰ってこなかったから、その『馬の次』が何だったのかは分からなかった。
その後オレはその超有名人の警護に付く事は暫く無く、別の調査に翻弄される事になる。
そして警護対象者と女神様がそろって帰国する時に、LAX(LA国際空港)までエスコートする事になったんだが、その時には既に警護対象者と女神様の間に流れる空気がのっぴきならないものになっていた。
二人の会話には常に間に御付の人の一人が、まるで通訳担当官のように行ったり来たりしていて、全く二人で直接話そうとはしない。
こんな時にこそ社長が一言言ってやればいいのになんて思いながら無表情のまま二人の後ろを警護しながら歩く。
その時の基本形態は社長が右斜め前方でオレが左斜め後方。
そしてその両脇をLAPDのボブ
(仮名)とロイ(仮名)が固める。
常に警護対象者を中心に置き、何かあれば誰かが盾になり残った物が警護対象者を引きずり倒して安全圏まで逃げるって寸法。
続く
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『馬の次』だからねぇ。
そろそろ熱燗が恋しくなってもいいころなんだが、、、、
熱燗にするならこれは美味いよ。