【デイ・オブ・クライシス】

監督
アク・ロウヒミエス
脚本
ヤリ・ランタラ
出演者
ヤスペル・ペーッコネン
ナンナ・ブロンデル
スベリル・グドナソン
キャシー・ベルトン


【あらすじ】

イルッカ・レムスのベストセラー小説を基にした作品。
独立記念日を祝うフィンランド大統領宮殿をテロリストが襲撃。犯人たちは各国要人を人質に、戦争犯罪人の釈放と逃走用の飛行機を要求する。EU合同警察のタナーが現場に急行するが、銃撃戦でフィンランド大統領が死亡。犯人と人質を乗せた飛行機はベラルーシに逃走してしまう。



【おばちゃんの独り言よ】

現実の世界情勢を題材に大統領を人質にしたテロリストと警察の攻防戦  背後にはNATO加盟をめぐるフィンランドと妨害するロシアの存在がある  現在のウクライナを思わせる実話の様な悲劇的な展開  国境をまたいだテロ事件の詳細を描き丁寧に進行していく 冷静で周到なテロリストとEU合同警察との交渉と銃撃戦   重厚な内容ではあるが解りにくい緊迫感というより写実的な演出を細部に見て取れる作品  ラストは謎の女が端的に事を運び黒幕も闇に葬られる釈然としない結末