【遥かなる帰郷】

監督
フランチェスコ・ロージ
脚本
フランチェスコ・ロージ
ステファノ・ルッリ
サンドロ・ペトラリア
出演者
ジョン・タトゥーロ
マッシモ・ギーニ
ラデ・シェルベッジア
ステファノ・ディオニジ


【あらすじ】

1945年連合軍に押されたドイツ軍は、アウシュビッツ強制収容所から撤退を開始。収容所から解放されたプリーモは、帰郷の列車でモルドという男性と知り合い、混乱した状況下で臨機応変に生きる処世術に関心する。その後、ベルリン陥落とヒトラー死去の報に接し、帰郷の旅を再開するが。




【おばちゃんの独り言よ】

アウシュビッツ解放からイタリアへの帰郷8か月間の旅を書き記した記録文学のベストセラー[休戦]を映画化  アウシュビッツ収容所が題材の作品はどれも心痛める内容だがこの作品は帰郷の旅が焦点  化学者の彼の目線と思考で道のりが淡々と描かれていく  食料と靴が生きる残る術だと知り食料を求めながらイタリアへと歩き続ける  個々が生き残るために必死  与えらていたパンを与える側になる場面は印象的  収容所からの帰郷の記録を映像にした希少な作品