今月の満月前後は天気が良くなかったので見れずでした。そして、自宅の東側に山があるので月が出ても見えにくいのと、そろそろ月が起きている時間には見れなくなってきたので、朝6時の出勤前にカメラで撮りました。
三脚使わずに手撮りなのでブレブレです😅
◆月の出時間は段々遅くなる
月が東から上ってくる時間は、毎日約50分程度遅くなります。理由を書くと多少ややこしいので書かないですが、要するに、月は地球の周りを公転していて地球は太陽の周りを公転している、そして地球は毎日自転していることが関係しています。毎日同じ位置で月を見ようと思ったら、時間を50分ずつ遅くしていかないと見れないということですね。
◆月には名前がたくさんある
月が見えなくなる新月を0として、そこから15日経てば満月です(十五夜)。
その次の16日めは十六夜(いざよい)で、いざよう・・・ためらう、月がためらってなかなか出てこないというところから16日めの月のことを十六夜(いざよい)と呼びます。
忘備録も兼ねて、その後の月の呼び名を列挙しておこうと思います。
17日は、立待月(たちまちづき)・・・十六夜から更に50分くらい遅く出てくるので、外で立って待っている様子から。
18日は、居待月(いまちづき)・・・月がなかなか出て来ないので(満月よりも50分×2くらい遅くなるから)、くたびれて座って待つ様子。
19日は、寝待月(ねまちづき)・・・更に月が遅く出てくるので、家で布団引いて寝ながら外を見ている。
20日は、更待月(さらまちづき)・・・夜が更ける頃に出てくる
26日は、有明月(ありあけづき)・・・夜明けの空に出てくる
昔は、現代みたいにスマホもテレビも無くて、夜の灯だって節約しなければいけなかったでしょうし、夜の楽しみといえば夜空を見上げて月とか星を見ることくらいしか無かったんですね。そりゃ毎日月ばっかり眺めていたら、月面の模様がウサギに見えることもあったでしょう(笑)
現代は夜はテレビにスマホでゲームや動画配信(←毎日観るのが日課なんですが)など楽しみはいくらでもありますが情報過多な世界です。一方、月や星を観察することくらいしか夜の楽しみはないですが、それが当たり前だった昔の時代。一体どっちがいいんでしょうかね~。
◆月に名前を付けるのは日本だけではないらしい
各月に満月の名前が付いてますが、これはアメリカ由来です。ちなみに今月の1月は「ウルフムーン」で狼が繁殖期だからだそうです。春は「ピンクムーン」とか「フラワームーン」など春らしい名前が付いてますね。
夜の楽しみは月を見ることだった。というのは世界共通なのでしょうね。
◆月の裏側はボコボコ
地球からは、常に月面の同じ側しか見えないようになっているので、いつ見ても、模様の月面が見えますね。実は(地球から見て)月の裏側は、かなりボコボコしていてグロい感じに見えますね。
(※朝日新聞デジタル)
隕石が多数衝突した跡らしいです。
地球から裏側が見えていたら、きっと気持ち悪くて月見などしたくないでしょう。「今日は満月だから気持ち悪いね。」とか言って、できるだけ月は見ないようにするでしょうね(笑)
いつも綺麗な部分が見えているから気持ち良くお月見ができるというわけです。
というのも、月が地球の周りを1周回る(公転)のに27日掛かり、そして自転するのも同じく27日で、ピッタリと一致しているので地球からは常に綺麗な側しか見えないようになっているようです。
自然の不思議な仕組みのお陰で、夜には月を楽しめるというわけですね。