あと、二つ記事をアップしたいんですが、もう週末になってしまいました。とりあえず写真です。
1週間ほど前になりますが、京都の宇治市にある恵心院(えしんいん)に行ってきました。
このお寺は、時々拝見しているブロガーさんから教えて頂いたお寺で、年中何かしらの花が咲いています。去年の冬には椿の花を撮りに行ったのです。
周辺には世界遺産がある上に、道からすこし入ったところにある小さなお寺なので、穴場的な感じです。
まずは、もう終わりかけの彼岸花。
最後まで綺麗です。
それから萩の花が咲いてました。
昔、桜が日本に入って来る前は花見といえば萩だったそうです。万葉集には秋に咲く萩を嗜む歌がたくさん載っています。
↓これは百日紅(サルスベリ)ですね
それから芙蓉の花に目を付けて撮りにいったのですが、ムクゲとか芙蓉の区別があまり付いていないので、少し眺めていたら、となりにやってきた女性の方・・・見た目60代~70代くらいなのかな?に、話しかけられました。
花を指さして、
「そこに虫が止まってるの。」
ちょうどカメムシかな?花にやって来て食事中のようでした。
「ほら、あそこにも。」
「あ、ほんとですね。」
僕は、とにかくこの花がムクゲなのか芙蓉なのか、そういえばハイビスカスも似ていたな。ということが気になっていて、
「この花はなんですか?」
と聞いてみた。すると、
「これは、酔芙蓉(すいふよう)。」
と教えてくれました。
「一日のうちに色が白から赤に変わるの。今は朝だから白いでしょう。夕方には赤くなるから。お酒でも飲んで酔ったように赤くなるから酔芙蓉っていうの。」
お陰で謎が解けました。
「ああ、そうなんですか。へぇ~。」
「それと、向こうにあるのが八重咲の芙蓉ね。」
なるほど、花弁が重なるように咲いている。それから、敷地内のどこにどんな花が咲いていて、どの季節にどんな花が咲くかといった、まるで大学での講義でも聞いているかのようでした。情報量があまりに多すぎて1/3くらいしか頭に入ってきませんでしたが(笑)
とりあえず酔芙蓉は覚えました。それにしても詳しい方がおられたので勉強になりました。(←大半は頭に残っていない)
滞在時間は1時間もありませんでしたが、周辺を少し散歩して、
なかなか有意義な時間を過ごしました。