前回記事からの続きです。

>>乗鞍ヒルクライム2019(絶景は??)

 

平湯ゲートをスタートした時は、快晴だったはずの天気ですが中盤まで上って来ると、突然の濃霧に包まれてしまいました。

山の天気はわかりませんね~。

 

 

自然相手の遊びなので、もう仕方がありません。今日はこういう日なんだと思って半ば諦めてましたが、一番きれいな景色が見える場所で、霧が晴れました。

 O(≧∇≦)O イエイ!!

 

 

 

そして、ゆっくりと休憩しつつ更に登って、どうにかスカイラインの終点である畳平に着きました!売店や食堂などがある山荘の方には行かずに、すぐ近くの長野県と岐阜県の県境に行きます。

 

ここで、しばし休憩。そして持って来た普通の靴に履き替えて少し登山します。自転車の服を着てビンディングシューズを抱えたままの登山です(笑)巾着袋を忘れて来ました^^;

 

 

大黒岳(だいこくだけ)という山に登ります。ただ途中で水を持って上がるのを忘れたことを思い出して、キリの良さそうなところで下山しました。

 

 

 

降りたら、少し腹ごしらえして、今度は富士見岳(ふじみだけ)に登ってみます。もともとこちらが今回予定していた山で、天気が良ければ富士山が見えるそうです。

距離はたいしたことが無いのですが、なかなかの急登であることと、酸素が薄くて、しかもここまで自転車漕いできたので、途中で足がつりそうになりました。ところが相方はまだ余裕らしく、どんどん先に登って行きます。こやつは、毎日筋トレをやっていて鍛えているんです。それとは対照的に僕の方は自転車通勤もサボってるし以前よりも体力脚力が落ちているのはわかっていたんですが。まぁ、練習は裏切らないということで、最近相方に負け気味です(TT)

 

 

そして、頂上に到着!

 

ここは標高2818メートルです。

 

 

頂上まで上がってみたら、さっきまでのガスが晴れ渡り、絶景が目の前に現れました。

 

 

しかも濃霧に覆われるほどの天気が幸いしたのか、大規模な雲海がずっと向こうまで見えます。

岐阜方面を見ても長野方面を見ても、目の届く限り雲海です。

 

以前、この乗鞍スカイラインからの下りで綺麗な雲海を見たことがありますが、それとは比較にならないくらいに綺麗。まさに息を呑む美しさです。

 

これが3000メートル級の山の絶景か~。

 

あまりの綺麗さに、この頂上から動けずに1時間近く居ました(笑)そして午後3時半くらいだったでしょうか、ほんの数分か5分足らずだったと思いますが、この富士見岳の周りのガスがスッキリと晴れた瞬間に遭遇できました。

 

 

ちょうど、この富士見岳を含む乗鞍の周りだけが晴れ渡って、山の向こうには見渡す限りの雲海。そして空は青空。しかもこの瞬間、偶然にも他の登山者は誰もおらず我々二人だけで頂上を独占してました。(この瞬間をうまくアクションカムに収めることができたので、記事の最後に貼り付けた動画でご覧いただけると嬉しいです。全画面推奨です。)

 

 

このダイナミックな絶景と裏腹に静寂に包まれる頂上。ここには、見るもの聞こえるもの感じるもの、そこに人工的なものは何も無く、地球の生の姿とでも言いましょうか。この中にポツンと身を置くと、大自然の迫力に飲み込まれていってしまいそうな、不思議な感覚になりました。一生にうちに一度でも多くこんな景色が見れたらいいなと思いました。

 

そして短い時間の絶景を堪能したら、下からガスがどんどん湧いてくるのが見えました。また濃霧に包まれると下山にも危険を伴うので、さっさと下りてトイレを済ませ、自転車で一気にダウンヒルで車に戻って帰路につきました。

 

また来年も乗鞍に来たいと思います。そしてできれば、今度はもう少し遠くの山まで行ってみたいですね。それなりの装備が必要ですが。

 

それまでに体力と脚力をもっと鍛えておかないといけません。いつもどおりのヘタレなペースでね。

今回の動画です↓↓