先週のことですが、会社の健康診断の為、病院へ行って検査を受けてきました。胃の検査といえばバリウムが主流かと思いますが、過去に一度もバリウムを飲んだことがありません(笑)バリウムが嫌でずっと胃の検査を拒否していたのですが、三年ほど前に胃の不具合で胃カメラを飲んだのを機に、毎年胃カメラをやっています。今回は会社が7割負担してくれました。
胃カメラは口からカメラを入れる経口内視鏡と鼻から入れる経鼻内視鏡がありますが、僕の過去2回の場合は、
一度目は口から。
二度目は鼻から。
でした。個人差があるかもしれませんが、鼻からの方が楽だったので、今回も鼻からカメラ入れてきました。
会社の近くの総合病院へ行って一通りの検査が終わると、最後にラスボスである胃カメラが待っています。
検査室に案内されて、病室の前に設置されている長椅子で待たされます。しばらくすると女性の看護師さんが出て来て、
「胃の泡を消す為のお薬です。全部飲んでくださいね。」
と言って紙コップで薬を渡されて飲み干します。
「次は鼻にお薬いれます。吸ってください。」
と、今度は鼻の穴にシュッシュッと霧吹きみたいなことをやられるので、吸いこみます。
去年は違う病院で鼻の胃カメラやりましたけど、手順が多少違います。
で、5分待たされていよいよ病室に案内される。
「ベッドの上にあお向けに寝てくださーい。」
胃カメラを行う先生のお出ましです。去年はイスに座ったまま施術されました。
今回は寝るのか。いいとも。寝転がってやろう。
寝転ぶと、看護師さんが
「麻酔を鼻から吸い込んでくださいね~。そのまま飲み込んで。」
吸い込むのはさっきの薬でわりだと思っていたのに~。鼻から液体を吸うのはあまり気持ちの良いものではありませんが。
いいとも。吸いこんでやろうではないか。
吸ったらすぐに麻酔が効いて喉が動かなくなります。しばらくの間、唾液が飲み込めなくなるのでこれが結構嫌です。
「鼻の穴は、左右で通りにくい方とかありますか?」
「とくにありません。どちらでもいいです。」
「じゃあ、右からいきましょうか。」
と言って、細い管を右鼻の穴にブスリと刺されました。多分、鼻の穴を広げておく為でしょう。麻酔が効いているので痛くはありませんが、去年の病院ではなかったです。
「そのまま3分待ちます。」
もう、さっさとやって終わらせてくれ。
3分経ったら、鼻から管を抜いてカメラを入れます。おぉ~、いよいよ来る~。
「はぁ~い、入れますね~。」
「一番狭い部分を通過する時は少し痛いです~。」
鼻の奥の喉との境目あたりかな。結構痛かった。思わず顔をしかめましたがこれくらい耐えられる。ほどなく通過しました。
あとは、食道、胃、十二指腸と見ていくのですが、今どこにカメラがあるのか感触でわかります。これが結構気持ち悪い。なにしろ異物が体の中に入ってくるので。でも僅か10分程度の我慢。モニターでカメラに写っている様子が全部見えるのですが、全部しっかり見る余裕はなかったものの、気になるのでチラチラと見ます。
2、3度「オェ~ッ (||´Д`)o」と吐きそうになりましたが、胃は空っぽなので吐くものは無いので安心です(笑)そしてどうにかこうにか終わりました。結構クタクタですが、すぐに先生から診察結果の説明があります。
カメラで撮った写真をモニターで見ながら先生が説明してくれます。
「食道は全然大丈夫ですね。」
多少ゲップが出やすいとか色々説明してくれて、次に胃だと思っていたら、
「先に十二指腸の説明しましょうか。」
え!?なんで胃の説明は最後?なにか不具合があるから?!(`・д´・ ;)ゴクリ
盛大にビビって十二指腸の説明は頭に入ってきませんでしたが、とにかく異常なし。
で、結局胃の方も全然大丈夫でした。ピロリ菌もおらず綺麗だということで安堵しました。説明が長くなるので先生が気を効かせて最後にしたのでしょう。
フ…、フン!ビビらせやがって!!(;´Д`)
所要時間30分程度でしょうか。実際にカメラを飲み込んでいる時間は10分程度です。
鼻からカメラを入れる経鼻内視鏡が出て来て、検査も結構楽になったと思いますが、最近はカプセル内視鏡がありますね。
口から飲み込んで、カプセに内蔵された小型カメラと照明によって、無線で食道から胃、腸などの画像を外部装置に送信して記録する仕組み。カプセルは使い捨てなので、検査後排便とともに体外へ排出されます。

費用はおよそ30,000円程度だそうです(健康保険適用で)。高いですね~。まだ当分の間は鼻からカメラかな。(・ε・`*) …