もう一年以上前になりますが、知り合いに
「クロモリを組んだから、これからメインで乗る」
と言ったら、
「重いやん!」
の一言が返ってきました。
そういえば、カーボン車をメインに乗っていた頃は10gでも軽く!と思って軽量化に勤しんでいた時もありましたね。軽さこそ正義!みたいな。それが今のクロモリに乗るようになってから、重量なんて気にしなくなりました。デカいサドルバッグは付けっ放しだし、雨予報が無い日でも雨具入れたまま。その分重くなっても全然構わない(その分遅いですけどね!・笑)

速さに拘らなければ、これでもヒルクライムできます。それに、フォームとかペダリングとか重心、上半身の筋肉の使い方、色々試行錯誤して登ってやるとクロモリフレームはちゃんと答えてくれます。今までになかったバネ感。バイクでいうと2stのパワーバンドに乗ったような瞬間があるんです。
おぉ!コイツ走るでぇぇ~!
という瞬間があるのです。それを持続できれば凄く速いクロモリになりますが、大体、即息切れします^^;
呼吸だってそうです。息が上がっても、呼吸のやり方で多少は楽になるときがある。それも試行錯誤です。
一度だけ、HCコースの大正池でもの凄く速いクロモリを見たことがあります。遠目でしたが、蒼いフレームにスレッドステム。こっちはカーボンなのだから、
「すぐに抜くことになるな」
と思っていたら、圧巻のスピードで遠ざかって行き、見えなくなりました。
それ以来、そのクロモリを見かけることはありませんが、その辺をイメージしてコツコツと自分もクロモリで登ってみるわけです。軽量化して速いのは当たり前。こっちの方が楽しいです。
「クロモリを組んだから、これからメインで乗る」
と言ったら、
「重いやん!」
の後、何も言わなかったのですが、今ならこう言います。
「だから楽しい」
ただ、こんなこと言っておいて、FUJIのカーボンフレームを欲しがっているのは
内緒です。あ、LOOKでもいい(笑)