午後から予定アリの為、セッセとポタの準備をすすめるヘタレポタリストの二人。気温が低くとも、乗れる時には乗るのがポタリストというものだ。(おそらく。)
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今日の予定は我々がショートコースと呼ぶ周回。宇治田原~大石~甲賀~宇治田原、メインの道路はR422R307。2時間ちょっとくらいで帰ってこれる予定。
 
いつも通りR307から宇治田原町入り。やっぱり寒い。が、まずまずの天気だ。軽快に走行する。府道783でこれまたいつも通り猿丸神社前。府道783に入ると道路脇に雪が少し残っている。昨晩少し降ったようだ。滋賀県側は大丈夫だろうか。
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猿丸神社に到着し、相方を待つ。
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このあたりで雪がちらついてきた。が、空は晴れているので心配無し。ここからダウンヒルで一部余裕の50キロ超えになるが、路面が濡れているので最高40キロに抑えて下っていく。この猿丸の峠を境目に空気が変わる。滋賀県側に入ると空気の冷たさが違う。大石のファミリーマートは今日はパスして町内を抜けてR422へ向かう。
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R422入ってすぐ、ロードの集団が後ろから迫ってきた。6~7人くらいだろうか、逃げ集団を追うメイン集団の構図さながらだが、すぐにメイン集団に飲み込まれる。というか邪魔にならないように止まって通過を待つ。「こんにちは~」と挨拶する。なにしろヘタレポタだから、本格的サイクリストの邪魔をしてはならないなんだ、この感覚は!?」と後ろからくるロードの気配を感じとる能力と(ニュータイプだから?)、道を譲る素早さ(通常の3倍の早さで… 赤くないけど)に長けている。
 
その後、順調に走行していると後ろから今度はトラックの音が。できるだけ左に寄って追い越しに備える。    
…と、大きいスピーカーの声で、
「横通りま~す。スイマセ~ン。」
一瞬ビックリ。ダンプカーにスピーカーを付けているらしく、ご丁寧にバカでかい声で後ろから教えてくれた。手を上げて挨拶しておいた。笑ける^^。
 
自転車乗ってると色んなことがあって余計に楽しい。しかし楽しんだのも束の間、雪が激しくなってきた。さっきまでの晴天はどこへ行ったのか、空は一面厚い雲に覆われている。周りが見る見る雪で積もる。自分の体の前面にも積もる。ネックウォーマーが凍る。相方は顔に雪がかからないとサンバイザーを自慢する。もはやゆるゆるポタリングどころではない。過酷なエンデューロレースさながらだ。
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R422途中の富川トンネルに入ると、ホッと一息。
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トンネルを出ると更に激しい。吹雪のようになってきた。視界も悪い。路面は既にウエェット状態。京都側はどのくらい降っているのだろうか。時刻は9時半くらいだが、気温は1度。すれ違う車の人たちは、「なんでこの雪の中で、山の中を自転車で走ってるん?アホちゃうか?」などと思っているのだろう。オレもそう思う。いや、思わない。どんな悪条件下でも乗れる時には乗る!それがローディのサガなのだ。(ような気がする)
 どうにかこうにかR307に辿り着く。ショートコースなので右折して宇治田原を目指す。R307に入ってすぐ、空が明るくなり、急に晴れ間が出てきた。よくわからない天気だ。ここからこのコース最大の難関裏白峠を登る。峠と言っても2キロくらいなのでたいしたことはない。すぐに終わる。
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裏白トンネル手前。トンネルを越えてまた登って頂上へ。
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 ここから京都府、宇治田原町へ。なんとか帰ってきた。1年前はここをヘロヘロになりながら登っていたが、今ではどうということはない。ここからまた超ダウンヒルで、下りながらトンネルに侵入し、その後更に急な下り。風がなければ普通に60キロを超えるスピードが出る。今日は雪と風で40キロに抑える。宇治田原町に入ると路面はそんなに濡れていない。悪天候は山の中だけのようだ。
このR307はかなりアップダウンの差が激しい。局所的に20%近くっぽい登りがあったり下りなら50キロ超えする坂がいくつかある。走り応えのある楽しい道だ。順調に走行を続け、後ろを振り返ると、
お?相方がおらん。
まさか、コケてる?いや振り向くと相方が見あたらないのは、よくあることだ。すぐに来るはず。10秒くらいしてノコノコやってきた。例のスローモーション走行を発動しているらしい。遅ぇぜ!いや、しかし、このヘタレっぷりは以外と侮れん。かつてこのショートコースを3周した時、2周目の半分くらいはオレの方が断然元気だったものの3周目は足が終わりかけ、相方に先行を許してしまったことがある。また、ここを2周後に犬打峠を走った時は、こっちは完全に足が終わり、しかし相方は後ろから「当たり前体操」(芸人COWCOWのあの歌だ)を歌いながら、後ろにつき、横にならんだかと思うとそのまま千切られたことがある。しかもそのまま「当たり前たいそう~ チャ~ランとか歌いながら視界から消えた。まさに「犬打の悪夢」というべきだ。
 
 というような事が頭をよぎったが、すぐさま打ち消し、引き続きR307を走行。途中に猪の肉の店がありいつも客がいる。京都府南部は猪料理が多い。猪ラーメンなるものもある。食べたことはないが。
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ここまでくれば今日の旅の終わりももうすぐだ。一気に追い込み自宅まで走りきる。
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結局1度も休憩することなく45キロの距離をほぼ2時間で走りきって帰宅。寒かったけど、楽しかった。