40歳、内藤メアリです!
マレフィセント、見たかしら?
映画よ、映画。
眠れる森の美女にでてきて、オーロラを、呪いで眠らせてしまう、というあの恐ろしい妖精の親分。
あたし、これ、絶対見たかったの。
これは、子どもの頃絵本で読んでいたから、ストーリーも登場人物のキャラクターも頭に入っていたわ。
ただ、なんであの絵本があったのか、今思えば不思議なんだけど…。
だって、ディズニーの大型の絵本だからシリーズ物で、他にもいろんなお話があるだろうに、なんで「眠れる森の美女」だったんだろうって。
こんど母に聞いてみましょ。
…ま、いいとして。
で、子どもの頃読んでたときは、当然だれもが「姫」目線なワケでしょ。
誕生のお祝いに呼ばれなかったからって、生まれたばかりの赤ちゃんに「16歳の誕生日の前に糸車の針に刺さって、眠りつづける」っていう呪いをかけることないじゃないかって。
かわいくてみんなに愛されてたくさんの人たちから言葉や贈り物を贈られて祝福されてるのに、なんてぶちこわしなことをしてくれるんだって。
かわいそうなオーロラ…って。
あたしもそう思ってた。
だから、王子様が出てきて、マレフィセントをやっつけて、オーロラを愛のキスで目覚めさせたとき、はー、せいせいしたわい、って思った。
彼女がなぜそんなことをしようと思ったのかなんて、考えもしなかった。
悪者が悪いことする理由なんて、「悪者だから」で充分だったのよね…。
でも、それには理由があった、っていうのがこの映画なんだけど。
そういう前情報はあって見に行ったわけだけど…泣くわね。
そして、彼女なりの選択にいろいろ納得してしまったわ。
すっかりマレフィセント派よ。
ま、誰もがそうでしょうけどね。
話が飛ぶけど、15年くらいまえにおきた、光市の母子殺害事件って知ってるかしら?
少年が起こした、考えられないくらいひどい事件よ。ここでは書きたくないくらい。
だから、あたしも、まとにかくその少年には反省の姿勢が見られないし、絶対に許せない、と思っていたわけ。
そしてそれからかなりの時間が経ってから、夜中にドキュメントをやっていたのよ。
あの事件は、事件の後も、あの少年の弁護団の主張をめぐって話題になっていたんだけど、この番組を制作していたテレビ局も、そこが気になって少年の背景を追ってみたと。
そうしたら…
自分がいかに、偏った情報だけで判断していたかを思い知って、愕然としてしまったのよ。
あの少年のやったことを許せるとか、そういうわけじゃ全くないけど、その少年にもそういう背景があったのかって。
あれでずいぶん見方が変わったわ。
それだけのことなんだけど、どの立場でそのことを見るかで、黒にも白にもなるってことなのよね。
あのときの衝撃を思い出したわけ。
で、マレフィセントに話を戻すと、その背景にすっかり納得した反面、
じゃあ、その背景のない、もとの「眠れる森の美女」って、なんて話だったんだ!
って思っちゃったのよね。
なんの疑問もなくスルーして今まで生きてきたけど、
悪は悪でしかないし、王子様だからって真実の愛、みたいな。
そんなことあるかーい!
王子様なんて森で一回会っただけやんけー!!!
と思ったけど、
ま、いいのか、子どもが読むわけだし。
勧善懲悪ってことで。
という意味でとってもおもしろい映画でした。
アンジェリーナ・ジョリーのステキさも再認識だったし。
そしてエンドロールの曲が、誰かと思ったら
大竹しのぶさんだったの!!!
『長いよ…。たまにしか書かないんだから2つに分ければよかったのに…。』
…なんだとぉ!?
だまらっしゃーい!!!
あたしもそう思ったわい!
【メアリ】