自然の中の美神を追い求めるのが小説家

自らの宿命を追い求めるのが画家

小説家と画家はそれぞれ追い求めるものに方向性があるゆえ、両方を追い求めようとすると彷徨することになる

両方を追い求めたのが芥川龍之介であり、彷徨し途方に暮れた彼は形になることを諦め、現象へと昇華し散った