家が整ってさえいれば、
質素で艶がなくていいのか。と言えばそういう事ではありません。
自分が暮らしを楽しむ。
そういった心意気があれば、家の中はすごく楽しい空間になると思います。
整理収納を学んでいる時、その時の講師の方から聞いた話なんですが、
日本人は世界の中でも、すごく片付けが苦手な人種だそうです。
使っていないものを、収納の中にしまい込んで、使っているものは出しっぱなしで、何がしたいんだろうと思う。
と、ドイツ人の方が話していた、
というエピソードでした。
私は、日本人て片付けが下手なのか。と思っていたんですが、最近やっと腑に落ちた感じがしました。
日本には、もともとハレの文化と、ケの文化っていうのがあります。
豪華な着物のことを、ハレ着と言ったりしますね。
一方で、日常はケの文化です。
ケの日とは、
誰も訪ねてくることがなく、自分を着飾る必要もなく、自分たち家族だけで、畑を耕したり、食物調理したり、そういう日常です。
そして、私たちは、ハレの日には、
珍しい鯛を塩焼きにしたり、赤飯を炊いて、
喜び、盛り上がります。
しかし、家というは、日常で、質素に暮らすものであると言う感覚があるのかもしれません。
そして、私たちの日常は今や形しかないに近いと思うんです。
誰にも合わないから化粧しなくていいや
誰にも会わないから掃除しなくていいや
本当にそうでしょうか、
誰かの目ではなく、自分が目で見てることを大事にする。
そういった自分の目線を1番大事にできる人は、毎日が心地良いものであることを心がけている気がします。
忙しいから散らかっててもしょうがないや。
子供が小さいから片付けなくてもしょうがないよね。
そういった考え方を否定する事はありませんが、忙しくても片付けている人はいるし、子供が小さくても、家が整っている人はたくさんいるのです。
ハレとケによって、私たちは
日常をおざなりにするのが、普通という
世界観を持ってしまった。
その世界観をいつまで持ち続けるか
決めてみてはどうでしょう。
現在メルマガにて
カレンダープレゼントの企画をやってます。
https://ameblo.jp/n12ctomi/entry-12713687232.html