故郷

故郷と聞いて、思い浮かぶのは。

景色、風景？

大切な人？

思い出は、苦い、甘い？

僕が、育った家は団地で、家の脇に大きな銀杏の木がありました。

噂だと、もう取り壊されてしまったそうです。

もう今は、この国にない住所：春日2丁目3－1-101号

今日は僕の誕生日だ。

昨年、亡くなった親父に合掌。

遠い記憶。

「１０１」

剥れかかったポスター

ゴミ箱の上の子猫

小さな宇宙に、漂う

ただ、漂う

塗装の落ちた壁

マッチ箱のような部屋が

俺の家だった。

今も、この目を閉じると

浮かぶよ家族の笑い声

ご飯が出来たよと

お袋の呼ぶ声

銀杏の樹のすぐ横

夕日に照らされていた１０１号

真夜中、あのコの眠る

家の横すり抜けて

明日の今頃は、この街にはもういない

同じ空の下、みんな元気でいろよ

さよなら１０１号

変わり果てた故郷

高いビルが立ち並び

俺らの声は、もう聴こえない

聴こえない

明かりの点いた部屋

今は、遥か遠くにあるぜ１０１号

そこで、生まれた

そこで、泣き笑い

旅は、まだ続く。　　2009年11月7日

ライブ

今まで、たくさん曲を書いてきた。

曲は、自分以外の人間の耳に入った時初めて完成したことのなる。

とは、ジャクソンブラウンの言葉。

11月14日（土）

千葉県松戸市馬橋にあるライブスポットオリンズ

11月15日（日）

埼玉県春日部市にあるライブハウス和音

で久しぶりに人前で歌う。

「君に咲く花」

君が、回り道

とても、とても遠くて

曲りくねった道を行く

風が、大地に

種を、運び

きっと花は、咲くだろう。

俺も回り道

とても、とても遠くて

曲りくねった道を行く

風が、心に

歌を、運び

きっと花は、咲くだろう。

みんな、回り道

とてもとても遠くて

曲りくねった道を来た。

風が、大地に種を運び

きっと花は、咲くだろう。

きっと花は、咲くだろう。

その胸にも、この胸にも花は咲くだろう。

小さくても、きれいな花を咲かそうよ。

旅は、まだ続く　2009年11月6日

反復

今家に帰って来た。

帰る家がある事は、幸せなことだ。

4年近く前から、空手の道場に通っている。

仕事の都合等々で、稽古に出るのは久しぶりだった。

今日は、キツカッタ・・・口から、肺が出るかと思った。

空手の稽古の魅力は、人間の日常に直結している様で

面白い。

基本稽古45分

移動、ミット、スパーリング等45分

計1時間半

突き、蹴りを30本ずつ行い（本数は日によって変化）、間に補強（腕立てや、スクワットなど）が入る。

通常、相手を仮想して力一杯技を出す。

反面、手を抜けば、いくらでも楽は出来る。

そう、朝起きて勤務地へ行き仕事をする。

ほとんどの人は勤務中、朝から、晩まで誰かに監視されている訳ではない。

毎日が、ある程度反復でパターンは決まっているだろう。

今自分がしている仕事はどんな意味がありどんな結果が待っているのか

＝稽古中、今相手のどこをついているのか？これで倒せるのか？自問自答し

これを繰り返していること。

続きは、また書きます。

酷い睡魔に襲われているので今日は、もう寝よう。

詩の旅

作詞・作曲・歌・ギター1本で千葉県を中心にライブ活動をしている

森　偉蔵のブログ。

今日、ブログを始めるにあたって

いつもライブで歌う曲、

98年頃、コソボ紛争のTVニュースを見た後に書いた曲「サイレン」の歌詩を載せてみた。

サイレン

サイレンが、回る。炎の中

生まれた町が、焼け落ちる。

これが、正義のための戦いなの？

子供の僕には、解らないけど

大好きな　パパとママは、瓦礫の下

最後の悲鳴だけが耳から離れない。

憎しみは、憎しみで

怒りは、怒りで

大人になったら僕は銃に弾を込める。

戦争が終わり、僕は一人。

いったい誰の為の戦いだったの？

もう、ママの胸に眠る事もない。

公園で、パパと遊ぶこともない。

今は、ただ一切れのパンを貰う為に

人の列の中で、泣いている。

憎しみは、憎しみで

怒りは、怒りで

大人になったら僕は銃に弾を込める。

パパとママを殺したのは誰？

ミサイルを撃った国は何処？

僕のパパとママを返して

永遠に僕は、許さない。

2009年11月3日。旅は、まだ続く。