おばぁちゃんが倒れた。
就職して一人暮らしの私は、父から突然のメールをもらいました。
しかし検査しても異常はなかったとのこと。
今までも高血圧で数回入院したことがあり、今回も軽く症状が出たのだろうと
あまり心配せず、次の休みに帰ろうと思っていました。
翌々日。
脳梗塞だったと。半身マヒが残ると。もう歩けないと。
母からの連絡。
えっ………?
信じられない思いと、悲しさと不安と…
色んな感情が溢れてきて、涙が止まらなくなりました。
おばぁちゃんは81歳とは思えないくらい元気で、
今まで家事すべてをやっていてくれました。
それでもグチ1つ言わず、いつもニコニコ、みんなを仕事に送り出してくれる人でした。
私が帰るのをいつもすごく楽しみにしてくれてた、おばぁちゃん。
大人になった今でも、帰るとギュッと抱きしめてくれる、おばぁちゃん。
自分のことより、私達の心配ばかりしてくれる、おばぁちゃん。
今まで通りのおばぁちゃんとの生活がもう送れないなんて…
急いで病院にかけつけました。
誰かがお見舞いに来てくれていた気がしたけれど、思わずおばぁちゃんに抱きつきました。
その温かさとわずかに動く右手に、少しホッとしたことを覚えています。
『おばぁちゃんが倒れた。』
と年齢的には仕方なく、助かっただけでも良かった、
と一般的には思うだろうに
その夜泣きながら電話した親友が、一緒に泣いてくれたことがあの日の私にとって何よりの救いになりました






