入院で学ぶこと。


それはズバリ、耐えること。


何でもそう。


点滴も
安静も
針の抜き差しも
点滴引きずって歩くのも
シャワーだけのお風呂も
寝てばかりの生活も
食事制限も

とにかく耐えることしかなかった。


個人病院で管理に厳しかったのもわかる。

ご飯の自由もない

唯一の自由はテレビぐらい。

寝る時間も自由だけれどチョイチョイ看護婦さんや助産婦さんが出入りするので


眠れない時は眠れない。

相部屋に一人ぼっちですごくきつかった。

お見舞いも誰もこない。
アタシが入院の事を伝えてなかったのもあるけど……

毎日毎日味の薄いカスカスなご飯を食べては寝ての繰り返し。


とても辛いなんてもんじゃなかった。


安静でいるのにケイカンが短くなるって……
安静にして点滴射ちまくって腕がポロボロになって

薬を追加されてウテメリンも濃度あげられて

それでもケイカン短くなるって

もう……薬で止められてないじゃないか。

マグセントいれますねって……

急速に薬液を注入されたおかげで腕が激痛だった。


点滴失敗されて穴ぼこだらけの腕。

血管が耐えきれず中でダメになり薬液が漏れて腕はみるみる真っ赤になり

それもまた激痛で眠れず。

両腕ボロボロだから点滴から逃れられると思ったけどそうではなく。

どこか刺せるところさがして必ず刺す。

こんな毎日にとにかく嫌気がさしてた。

脱走しようかな、点滴ぶち抜いて。

何回思った事か。

ご飯も管理入院なので食事制限と塩分制限も当たり前ながらされていた。


辛くて夜ひっそりと泣きそうになったこともあった。




でも、どんなに辛くても必ず終わりはくる。

そして退院して、新しい命に出会える。


出産した時、今まで苦労してきた我慢してきた物が初めて実を結んだ瞬間だった。


もしあそこであのとき脱走したり無理したりしてたら我が子はもっと早く産まれていたかも知れない。


お腹のなかで頑張ってくれた。
39wまで持ってくれた。


入院は辛くて長いものだったけれど、
学ぶことも多かった。
切迫早産と先生からジャッジされ、

目どこ~?状態のまま入院。

旦那にも旦那の会社にも迷惑をかけてドタバタの日に……

そしてそのまま点滴に繋がれての生活が始まった。

前の記事にも書いた通り、ウテメリンの点滴は副作用が錠剤よりもずっとずっと強い。

心臓ドキドキ
震え止まらない
文字なんて書こうもんなら手が言うこと聞かない
そしてアタシは初め火照った。
ドキドキがすごいから体もだるくなる。


こんな副作用が強くて大丈夫か、と。

赤ちゃんに問題ないとはいえ……

こんなんで毎日過ごすのかと思ったら終わりの見えない入院生活が苦しく感じた。


洗面以外はたっちゃダメ
洗面以外は歩いちゃダメ
シャワーは点滴針の交換の関係で3日に1度
もちろんシャワー時間は短く
シャワー終わって髪の毛乾かしたらすぐナースコール
そしてそのまままたすぐ点滴…………

絶対安静の意味なんてわからなかった。

本人は自覚症状がなくて元気。
赤ちゃんも元気。

普段は張らないけど
NSTつけるとやたら張る……
今考えたらNST好きじゃなかったのよね、お腹のベビが(笑)

そんなこんなでお腹の張りもあまり自覚なくて……

たまーにイタタタタ……みたいな張りはあったけど、それぐらいで。


元気なのに子宮ケイカン短くなってるから安静って言われても……


特にじっとしていられない性格のアタシにはかなりこたえた…………

シャワーのあと点滴されるのが嫌で、
助産婦さんに髪の毛乾かしたらナースコールねって言われてたのを無視してぼーっとしてたけど、

結局助産婦さんがきてそのまま点滴の餌食に……(´д`|||)


安静にしてるのが赤ちゃんの為なんだからと散々言われた。

産まれたらこんなゆっくりしていられないよ?


今だけだと思ってのんびりして!


……わかってても辛いもんは辛かった。
その後、検診で子宮ケイカンの長さを診てもらった時……



「うーん……これは……入院ですね……」



?!(゜_゜)



え、今なんと?(´;ω;`)


にゅ、にゅ、にゅーいん……??


「旦那さんに連絡とれますか?」

「入院ですかー?!」

「はい、このままだと早産になる恐れがあります……」

「あー……」



もうずっと


orz


こんな気分でした


旦那へ電話して来てもらうようにお願いして、とりあえず当のアタシは病室へ……


病室に入るなりすぐに点滴。


ウテメリンの点滴……これがまた飲み薬と違ってとても辛かった。


もう副作用出まくりで。
動悸、倦怠感、手の震え……


早くに仕事はやめていたのですぐに入院の手続きをしてスムーズに入院できた。


この入院は本当に辛くて……
アタシよりももっと長く入院してる人もたくさん居ますが、アタシは約1ヶ月入院してました。

入院生活は毎日毎日辛い気持ちとの戦いでした……。。。