平成 29年 (2017) .8.2 (水)
平成26年(2014).1.24 以来,約三年半振りに、改めて、小さい思いでも、発信し、また記録したく、プログ再開します。
今回、紹介する本は 詩集「大地への約束」 (著者:みぞろぎ梨恵、出版社:青林堂)です。 この本は熊本県立図書館で6月に購入され、読むことができました。
この本は、今年三月、産経新聞のコラム(平成29.3.18)にて紹介されました。(写真下記に添付します)。 生まれたすぐの脳の重障害で、「言葉がない」とされて来た障害者が、コミュニケーション方法が開発されて、実は小さいころから、心の中で、言葉を紡いで来た事実がわかったということです。(詳細は、添付の記事を参照ください)
この本を読んで、著者が発した言葉は、謙虚に真剣に生きる意味を考え、言葉を研ぎ澄ましたすばらしい詩となったことを感じました。そして、詩集の後半にある「やまゆりの涙」と題された詩を読んだ時、著者は、昨年、7月26日、悲惨な事件のあった神奈川県の同じ施設に当時、住んでおられたことを知り驚きました。また、本の後半は、母の眞理さんが、理恵さんの生まれてから、この本が出版されることになった経緯を紹介されていますが、家族の支え、支援者との出会い、会話方法を開発された池田先生との出会いと次々と不思議な機縁でつながれていく様子に感動しました。声を出して詩を読まれることをお勧めします。 詩を二つ紹介します。
(一) 22才の時、初めて出て来た言葉
・・・ご覧の通り、何もできない私ですが、
ぼんやりと生きてきたわけではありません。
ずっと私は人間とは何なのかということを、考えてきましたから、
別に世の中の人が何と言おうと、
私は私らしく生きて来ました。・・・
(二) 「私の生きる意味」
私は 長い間 生きる意味を探してきた
なぜ 私は生まれて来たのだろう
なぜ 私は今ここで
病院の中で静かに生きているのだろう
きっとその答えは誰にもわからない
今 少しづつ わかり始めてきた
私はどんな姿だった
どんなに不自由な身体だった
ちゃんと言葉がある
ちゃんと心がある。
そう言うことを伝えにきたのかなと最近思う
また 私は私の私らしさの旅に出る
新しい私を見つけるために
今日もまた旅にでる 平成26年(2014年).12月
(参考)産経新聞のコラム(平成29.3.18)

