イケメンモデルかつネガティブで有名な 栗原類 さん。


先日、女性のお悩みに対して


こんなコメントをしていた。






女の子「人見知りすぎて、顔を上げて歩けないんです。どうすればいいですか?」


男の子「え・・・?別に下向いて歩けばいいんじゃないですか?」






あの独特な語り口で


みんなを笑わせていたけれど、


「なるほど~。的を得ているなぁ~!」


とわたしはしみじみ思った。







❤本当にやりたいことを見つけたいあなたへ❤





わたしはいつもそうだった。


うつむいている女性より


顔を上げて歩く女性のほうがイイ、とか。






ネガティブよりも


ポジティブなほうがいい、とか。






お惣菜で済ます夕飯よりも


ちゃんと手料理のほうがイイ、だとか。






挙げればもう


それはキリがないけれど、






自分がどうしたいか


なんてことは完全に無視して、


こんな女性のほうがイイだろうという価値観だけ に従って生きてきた。






だから、彼のような発想が新鮮で、


世の中の価値観に合わせようとするから苦しむその悩みに対し、


あなたのしたいようにすればいいんだよハート


と言っているかのようなその一言は


斬新かつ爽快だった。






もしかしたら、彼は友だちに


「アイツ、ネガティブだよな~」


と言われたかもしれない。


お母さんには


「うちの子は本当に暗くてね・・・トボトボ


なんて、言われたのかもしれない。






でもそんなときも、


「上を向かなきゃ!ポジティブにならなきゃ!」


なんて 大勢の人が良しとしそうな価値観 に沿おうとしたわけではなくて、


自分自身のニーズを大切にしたからこそ


あの独特な世界観が生まれるんだろうね。






数年前には、PUFFYが言ってたよね。


ゆるく行こうよ~歩くみたいなことを――。






私はあの頃、


人生は全力で突っ走って、自分の力で切り開く!


なんて鼻息荒く思っていたもんだから


まさか「ゆるく生きる」なんて考え方を受け入れることができなくて


全力でそれらを跳ねのけた。






ゆるくなんて行ってる場合じゃないよ!


人生、突っ走らないでどうすんのよ!


って・・・(笑)






でももしかしたら、


わたしたちがどんなにガチガチの価値観の中で生きていたとしても、


こうやって時代の中で


「あなたの知らないこんな世界もあるんだよ」


って、誰かがそっと教えてくれているのかもしれない。






頑張らねば!なんて思っていると


ゆる~く生きるこんな世界もあるよって・・・


ポジティブに生きるべし!なんて思っていると


ネガティブなこんな世界もあるよって・・・。






それが数年前のPUFFYであり


今話題の栗原類であり、


そしてまた数年後の●●だったりするのだろう。






もう、人生突っ走ろうとゆるく行こうと


どっちでもいいじゃん!


上向いて歩こうと下向いて歩こうと


どっちでもいいじゃん!






価値観を覆すと言う表現があるけれど


考えてみて。






覆されることのない揺るぎない価値観 なんて


いったい、なんのためにあるのだろう。


それは人を苦しめる以外にいったい・・・、どんな意味があると・・・言うのだろう。






nina*