肌に影響を及ぼしてしまう紫外線には種類があり、
地表にまで届く紫外線には『UV-A』と『UV-B』があります。
地表に届く紫外線の約9割強がUV-Aです。
UV-Aは肌への到達度が高く、真皮にまで到達するので
しわやたるみなどお肌の老化を引き起こす原因になると言われています。
UV-Bはお肌への到達の深さはUV-Aより浅いですが、
皮膚の表皮に影響を及ぼし、
UV-Bを多くあびると短時間で炎症を起こしたり
シミ・そばかすの原因になると言われています。
SPFというのは、このUV-Bを防ぐ効果の指標のことで
SPFの値は
『UV-Bによる日焼けを起こす時間をどれほど遅らせることが出来るか』を示しています。
例えばSPF20の日焼け止めをつけると
日焼け止めをつけてない時よりも
日焼けしてしまうのを20倍遅らせることが出来るということです。
簡単に言うと
何もつけずに10分で日焼けをしてしまうAさんが
SPF30の日焼け止めをつけると
(SPF1=20分なので)
『10分×30=300分』と
日焼けを起こすまでの時間を5時間延ばすことが出来るということです。
続いてPAについてですが
PAはしわやたるみのもととなるUV-Aを防ぐ指標の事です。
PAにつく『+』が多ければ多いほど紫外線防止効果は高くなります。
UV-Aは雲を通過して夏だけでなく一年中安定して降り注いでくる為
気をつけなければなりません。
ちょっとした買い物や洗濯物干しでも日焼けをおこしてしまうので、
春・夏以外でもPA効果のある乳液などを使うことをおススメします。
最後に、
『どのくらいの強さの日焼け止めをつけたら良いか』ですが、
強ければ強いほど良いというものでもありません。
強ければやはりお肌への負担もかかります。
今は
スマートフォンなどのアプリで
『場所・外出時間・外出傾向』などを設定しておくと
その日最適なSPF値・PA値を出してくれるものもあるのでおススメです。
また、日焼け止めは開封してから1年間が消費期限と言われているので
消費期限を過ぎて酸化してしまった日焼け止めよりも
新しいものをおススメします。
一度しわやたるみ、シミなどが出来てしまうとその後のケアが大変なので
そうならないように日ごろからしっかりと対策をしておきましょう。





























