こんにちは桶屋です。


大学生活も残り3ヶ月となると、

何かと今までのことを振り返ってみたくなる。


よく、「なんで留学したの?」とか聞かれるけど、

実際、留学を決意したときは、明確な理由があったというわけでもなかったと思う。


→今ならいくらでもあることないこと語れますがね(就活対策)。



高校までは、英語なんて興味も無かったし話せるようになりたいと思ったことも無かった。

むしろ、英語の話せる奴にろくな人間なんていないという偏見さえ持っていたぐらいだった。

なんとなく軟派なイメージがあったんだろうね。


しかしながら、日本で1年間大学に入ってみて、

「楽しいんだけどなんだかなぁ~」と思うことが多くなった。


まぁ、これは自分の意志の問題ではあると思うけど、

とくに授業に行かなくたって卒業はできるみたいだったし、

試験も友達から過去問回ってくるしで、

普通にやっていれば何とかなりそうな雰囲気。



そんな時、無性に外国を見てみたくなった。

偶然、オーストラリアに知り合いがいたので

大学の夏休みに遊びに行ったりもして、

真剣に留学を考えてみた。


いろいろと、「このまま残るという選択」と「留学という選択」をしてみて


「まぁ、少なくともオーストラリアに行ったら英語は話せるようになるんじゃないか?」

と考え、留学してしまったのである。


両親には申し訳ないと思ったが

そこは詳細な費用面での説得を試みた。

(今から考えると半分詐欺である。)


実際、東京で一人暮らしをしながら大学4年間(学費400万+仕送り240万+奨学金200万)と

オーストラリアで3年間(ほとんどの学部が3年制)では、

ほとんど、金額的な差は無いと思う。

→ましてや今は円高で、日本からすると全てが2割引に見える。


就職などのことを考えるとあまり人にはお勧めできないが・・・

(⇒どうしてもアメリカやイギリスに比べたら学歴的に見劣りしてしまう。)



こうして見事、両親の説得に成功し、

19歳の春に渡豪したのである。


今でも忘れないエバー航空2197便  台北経由ブリスベン行き・・・

(荷物の超過料金で2万4千円も取られたのである)



To be continued....



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こんにちは桶屋です。


来週からついに会計事務所でのインターンシップが始まる。

8月に知り合いの会計士さんの紹介で3週間の(週2日だけ)インターンシップをして頂けることになった。

その後、私の適正を見て来年から正規で雇うかどうか決めてくれるというもの。

是非、ここで決まって欲しいと切に願う。

ちなみにこの会計事務所、ブリスベン市内の中規模の事務所で99.99%(日本人のお客さんが1人だけいるらしい)ローカルファームである。条件としては、私が求めていたものにピッタリである。


オーストラリアにいる日本人にとって、

日系企業以外での現地就職というのはなかなか大変なものがって、私もこの好機にありつけるまでに

60~70社は履歴書を渡しに出向いた。おそらく、ブリスベン市内の会計事務所は小から大までほとんど全てに行ったのではないかと思う。おそらく昨今の経済情勢も影響しているかとは思うが、私の知る限りネイティブ(小さい頃からオーストラリアにいるとか)でもない日本人が完全に日本語を必要としない企業で就職するのは結構難しいと思う。


こちらの新卒採用システムは日本と大きく違っていて、

基本的に「新卒=まっさらな新人」ではなく、たいていの学生は在学中から意中の企業でインターンやパートタイムで働き、一定の経験を積み、その後そのまま正規採用というパターンがほとんどだ。


そのため、企業の採用募集に「Graduate Accountant (新卒会計士)」と書いてあったとしても

大抵は、1年程度の実務経験が必要なのである。


しかしながら、われわれ外国人にとってこの職業経験を積むということがとても難しいのである


ここでなぜ私がこんなに苦労をすることにあったのか簡単に理由を挙げてみる。


第一に「ビザの制約」がある。オーストラリアでは学生ビザ保持者は週に20時間までしか働けないため、

多くの会社は、留学生を受け入れてくれないのである。 オージーの大学生の多くは、最終学年あるいは最終学期になると大学をパートタイムに切り替える。通常であれば、1学期あたり4つの授業を取るのだが彼らは1つとか2つにして仕事に当てる時間を捻出できるのだ。 これが留学生だとできない。



第二に「そもそも英語が完璧でない留学生を雇う理由が無い」。

もちろん、オーストラリアは移民国家であるために留学生がそのまま残るというケースが非常に多い。むしろ、それを目的として勉強しに来る途上国の連中のほうが多いくらいだ。そんな中で、私のような日本人が現地企業で就職を目指すなんて超少数派。


雇う側からすれば、同じ能力を持つ人間であれば、コミュニケーションが完璧に取れる方を選びたいに決まっている。おそらく、日本で日本に来ている留学生が日本企業で就職するよりは、簡単であると思うが、それなりに不利な立場であることに変わりないだろう。



第三に「コネがなかなかできない」。

私も就職活動を始めて驚いたことであるが、オーストラリアの就職はコネコネの就活なのである。

「誰かの紹介・知り合い」とかいったことが非常に重要になってくる。日本のように人の信用をが無条件で与えられる文化ではないためなのかもしれないが、やたら誰かの推薦とか身元保証人がいるとかいないとかをきにするのである。


まぁ、普通に留学生活を送っていて、現役の会計士さんに会って話す機会なんて日本でもほとんど無いんだから、ましてやオーストラリアにいてオージーの会計士さんと知り合いになるなんていうことはまずないと思う。

実際、私もその口である。





と、まぁいろいろ大変なのである。

是非、内定が取れるようにガンバルンバ!!




また、インターンが始まったらいろいろ書いてみようと思います。


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鳩山首相が首相就任後初めての外遊から帰ってきましたね。


国連での演説も印象的であったし、

国内でも一定の評価を得られたのではないでしょうか?


とりわけ、


「温室効果ガス25%削減」 を表明


については賛否両論ある中、私はこれは大きなチャンスになり得ると捉えています。



以下に同公約を実現できた場合の利益を考えて見ました。

(単純な環境への影響以外において)



①国際競争力の強化


国内的に高い目標を設定することにより

環境関連産業だけではなくあらゆる産業の国際競争力を高めることができる。


現在でも、自動車に代表されるように日本の環境技術は世界でもトップレベル。

この公約が実現された場合、国内の多くの産業において大幅なエネルギー消費量の削減が必要とされます。

それはまるで、1970年代のオイルショック後の世界のような環境となるでしょう。

当時、世界が原油高に悩まされ競争力を失っていく中、日本が先陣を切ってこの危機を脱しその後の成長を実現させることができました。

まさに日本が本当の意味で先進国の仲間入りをしたと言える時期でしょう。


追いつく時代から追い抜く時代へ


20世紀後半の日本というのは(特に自動車・電機などの製造業に限って言えば)


国内競争=国際競争

の時代であったと思います。


世界に代表される主要なブランドは

ほとんど日本製品であるというなんとも誇らしい時代です。


これと同じ状況がこれから10年、20年後に起こりうると私は見ています。

環境分野まだまだ潜在需要が高く、特に家計部門での環境関連消費は伸び白が非常に大きい。


鳩山首相が言うように国際協調的な温暖化ガス削減ができれば

当然、欧米だけではなくBRICsからの需要増も期待できます。

10~15年後、国内での市場が成熟し始めた頃には、

コスト削減も進み日本の将来のスケールメリットを生かせるのではないでしょうか。




②デファクトスタンダードの主導権


環境関連でこれから注目を浴びてくるのは、

インフラ整備であると思います。これは、国際競争力とも重なりますがインフラ整備において

日本がデファクトスタンダードの主導権を握ることにより大きな経済効果を生むと考えます。


これまた、自動車関連の話題になりますが

現在、注目を集めている電気自動車や次世代の燃料電池車などの普及には

既存のガソリン車をベースに考えたインフラでは十分な成長が期待できません。


既に水面下での競争が始まっているバッテリーの統一規格に関して、

日本が主導権を握れれば、その後の電気・水素スタンドなどの整備についても

日本の企業が一枚噛むことがきます。


そのためには早い段階からアジア諸国をはじめとして、

積極的な投資を行っていく必要があります。

長期的な視点に立った戦略を期待します。




③遅かれ早かれ化石燃料は無くなる


これは当たり前のことですが、

どうせいつかは、地球上の化石燃料は枯渇してしまうのです。


おそらく、100年後の世界は全て現在よりも化石燃料に非依存型の社会となっているでしょう。

日本が今後100年間を今までのような追随型ではなく先導型の国家として成功していくには、

環境技術で世界をリードし続けることが不可欠です。






このほかにもいろいろあるかとは思いますが、

手が疲れたので今日はこの辺で失礼しますやぎ座






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