歌誌「冬雷」2019年 10月号 掲載歌梅雨明けを待ちゐたるごとき蝉しぐれ陽の差す外気は三十度越す うかつにも裸のままに冷房の風に吹かれて夏風邪をひく 室内の温度か我が身の体温か真夜の暑さに眠れずにをり 我の風邪うつりたるのか社内にて三人程が喉の痛み言ふ 十八時半に予約する病院はすでに咳き込む七人のゐる 病院に入れば先程インフルエンザの患者ゐたりとマスクを呉るる 宮城 中村 哲也 にほんブログ村 俳句・短歌 ブログランキングへ