ふだんから体を動かしていますか?近くなのに、つい車で行ったり自転車で行ったりしていませんか?
普段から体を動かしていない人、特に、デスクワークの人は自律神経が乱れやすい のです。
肩こり、背中がガチガチ、足がむくむ、疲れがスッキリとれない、冷え性、などを感じていませんか?
運動は自律神経を整える効果があります。でも、どんな運動をするか、いつするか、どのくらい運動するかによって、逆効果になることも。
そこで、自律神経を整える効果的な運動、NGな運動、おこなうタイミングなどについてお伝えします。
自律神経を整えるかんたんな運動とは?
運動は自律神経を整えるためにとても効果的。
運動というと、スポーツウェアに着替えてランニングとか、ジムでトレーニングとか、テニスやフットサルなどのスポーツ、とイメージするかもしれません。
でもここでは「体を動かす」という意味。散歩するのも駅まで歩いていくのも立派な運動。
ただ、何をするか、いつするか、によって逆効果になることもあるんですね。
ほとんどの人が自律神経が乱れている!?
今の日本人、8割9割の人が自律神経が乱れているとも言われています。
あなたはいかがですか?
・朝スッキリと目が覚めない
・朝から体が重たい
・首、肩、背中がガチガチ
・便秘がち、下痢がち、便秘と下痢をくり返し
・布団に入ってもすぐに眠れない
自律神経がかなり乱れている証拠かもしれません。
ストレスが自律神経を乱すことで筋肉は固くなります。デスクワークの人はどうしても体を動かす時間が少なくなるので、必然的に筋肉が固くこわばりがち。
この固い筋肉をほぐさないかぎり、自律神経は整わないんです。
ストレスで固くなった筋肉をほぐすのが「運動」
固くなった筋肉をほぐさないかぎり、自律神経は整わない。
だからマッサージは効果的なのですが、毎日受けるわけにもいきません。
ここで効果的なのが「運動」。
体を動かすと普段あまり使わない筋肉や関節がほぐれていくので、副交感神経のはたらきが活発になって自律神経も整ってくる。
さらに運動して「気持ちいいなぁ」と感じている時は、幸せホルモン「セロトニン」が分泌しています。
セロトニンには、
・幸せな気持ち、おだやかな気持ちになる
・落ち込まなくなる、キレなくなる
・やる気や自発性が高まる
・ストレスに強くなる
・体内時計が整う
・寝つきや眠りがよくなる
といったメリットがたくさん。
ストレスの多い現代人にとって、心身ともに健康してくれる「運動」はぜひ毎日の生活に取り入れたいのですが・・・
効果的な運動とNGな運動があるんです。それは・・・
自律神経を整える効果的な運動とは?
自律神経を整える効果的な運動は【軽いリズム運動】です。
「リズム運動」とは、決まったリズムのくり返しの運動のこと。
「てくてくてくてく」と歩く散歩やウォーキング。「タッタッタッタッ」と走るジョギング。「スィースィースィー」と泳ぐ水泳、といったものがリズム運動ですね。
リズム運動のメリットは・・・
・自分のペースでできる
・自分の好きなタイミングでできる
・左右均等の動きなので、体がゆがまない
・セロトニンの分泌がより活発になる
体のゆがみも自律神経の乱れの原因のひとつ。何も持たずに30分間散歩するとゆがみがとれる、とも言われています。
左右均等の動きでもあり、幸せホルモン「セロトニン」の分泌が促進されるリズム運動は、自律神経を整えるには最適ですね。
まずは散歩から
ふだん運動をしていないければ、散歩から始めるのがおすすめ。
わざわざ散歩の時間を作らなくても「ちょっと離れたスーパーに歩いて行ってみよう」など、楽しみの中に散歩を取り入れるのがおすすめです。
太陽の光を浴びれば体内時計も整いますし、幸せホルモン「セロトニン」もさらに分泌。散歩が気持ちいいと感じたらウォーキングを始めてみるのもいいですね。
おすすめは夕食後に20分間
散歩やウォーキングで自律神経を整える効果的なタイミングは「夕食後」。
夕食後は副交感神経が優位に向かっていくタイミング。筋肉もほぐれやすい時なので、ケガもしにくく、血流も良くなります。
ただ生活のリズムもあるでしょうし、夕食後に少し離れたスーパーに行くこともないですよね(汗)。
なのでご自分のいいタイミングでいいと思います。
20分間というのも目安です。30分40分もちろんOK。「5分や10分では効果は期待できません」ということです。
※デスクワークの人の疲れは、体の疲れではなく体を使わなかったことによる疲れ。やはり夕食後が効果的です。
ストレッチやヨガも効果的
ストレッチやヨガも自律神経を整える効果的な方法です。
固くなった筋肉を伸ばしてほぐすストレッチは、自律神経を整える効果大。
正しいストレッチにこだわらずに、体を伸ばしたりひねったりして、固くなった筋肉をほぐしてあげましょう。
朝起きてすぐは体が固いのでストレッチには不向き。おすすめのタイミングは「お風呂あがり」です。
お風呂でほぐれた筋肉をさらにほぐしてあげると、普段使わずかたくなった筋肉や関節もほぐれやすく、可動域がひろがります。
痛くなるほどのストレッチはNG。気持ちいいと感じる程度に伸ばしてあげてくださいね。
自律神経を整えるためにはNGな運動とは?
自律神経を整えるためには、NGな運動もあります。
それは・・・激しい運動。
はげしい運動をすると 交感神経のほうがはたらきすぎてしまって、副交感神経が十分にはたらけなくなる 傾向があります。
息が切れるような運動だったり、タイムを争うようなランニングはちょっと不向き。ジョギングでも楽におしゃべりしながら走れるようなペースが効果的です。
ただあくまでも、
「自律神経を整えるためには、はげしい運動は効果的ではない」
ということであって、はげしい運動自体がNGなわけではありません。
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自律神経を整える運動についてお伝えしました。
あなたの疲れは「体をたくさん動かした疲れ」なのか「体を動かさなかった疲れ」なのか。
「体を動かさなかった疲れ」ならば、ご紹介した運動であなたの体は変わっていきます。
駅まで歩く、スーパーまで歩く、お風呂あがりにストレッチする。
毎日の生活に運動を取り入れてみてくださいね。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
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