先日、6ヶ月間にわたって新規事業アイデアからプラン化までの検討を

行い、最終役員報告まで到達された方々のお疲れさま会に参加させて

いただきました。

 検討メンバー全員が、事業化に向けて、次のステップへ進まれ、

やり抜いた達成感が顔に現れ、皆さん、いい顔をされていたのが印象的でした。

支援してきた我々にとっても大変うれしい瞬間です。

 日頃の仕事では、前例や過去の実績をもとに発想することに慣れています。

一方、新規事業検討では、ゼロからの発想の繰り返しが求められ、

積んでは崩し、崩しては積むといった思考が求められます。

その検討プロセスの中で、結果的に自身の当初の想いをぶらさず、

変えるべき部分は変えることができた方々が、いいプランにブラッシュアップされたようです。

 日頃の業務が実績値からの積み上げの世界に対して、新規事業はゼロかイチかの世界です。ゼロかイチかの世界は経験しないと理解できない世界でもあります。今回のお疲れさま会では、その世界を経験できた苦しみと喜びが合わさった、いい顔がたくさんありました。

今回の研究会では、人材育成や組織の活性化に関心をお持ちの皆様と、


「変革の鍵を握るチェンジリーダーは、今、何を求められているのか」


というこにフォーカスし、考察を深めていきたいと思っています。


2013年を見据え、今後を担うチャレンジリーダーの育成に関心をお持ちの皆様、ぜひご参加ください。


日時   : 12月11日(火曜日)

      15:00~18:00(14:30より受付開始)

      ※終了後18時より懇親会を予定しています

参加費 : 無料

      ※懇親会に参加される方のみ、5,000円を頂きます

場所   : 東京国際フォーラム


詳細・お申込みは

http://www.n-genkika.co.jp/pdf/kenkyukai20121211.pdf



      

日系企業のグローバル展開を支える人材需要の高まりを受け、
NGKでも「グローバル人材育成支援プログラム」がスタートしました。

今年4月まで上海で人材育成に携わっていたメンバーを新たに加え、
日系企業の現地化を推進する為の人材育成(日本籍社員、外国籍社員)
をご支援します。

サービス内容の詳細については次号NGKニュースやメルマガ、ブログで紹介させていただく
予定ですが(※)、以下の通り『日系企業の為のグローバルセミナー』
を開催しますので、下記並びに添付ファイルご参照の上、ぜひこの機会
にご参加下さい。

※NGKニュースの申込は担当(mail@n-genkika.co.jp)
 までお問合せ下さい


■概 要

テーマ:経営の現地化に求められるグローバル人材の資質とその育成法

 (第一部)在中日系企業に見る現地化の現状と課題

 (第二部)進出フェーズによって異なるグローバル人材の機能と資質

 (第三部)グローバル人材のキャリアサイクル再考

日 時:2012年11月7日(水)
    15:00~17:00(開場・受付開始:14:30)

場 所:株式会社NGK 東京OFFICE(浜松町スクエアStudio2003)
    http://www.n-genkika.co.jp/ngk_map.html

対 象:グローバルビジネスに携わるマネジャー層、グローバル人事

参加費:無料

定 員:15名(定員になり次第締め切らせていただきます)

講 師:鄭 偉氏(上海外国語大学異文化研究センター教授、
                  早稲田大学・拓殖大学兼任講師)

 <略歴>上海出身。国際基督教大学博士後期課程修了(学術博士)。
    アジア発のコミュニケーション研究に関して、地域の特徴を深く
    掘り下げ、独自の視点で今起きている問題に鋭い分析を行う。
    専門分野は異文化マネジメント、赴任者トレーニングと組織コミ
    ュニケーション。東京、上海、シンガポール、香港など、アジア
    を中心とする各地域のグローバル企業に、年間50回以上の異文化
    研修、赴任者研修を行っている。

 ※詳細は下記URLで掲載しております
  http://goo.gl/8xZuk

多くの方々のご参加をお待ちしております。
前回、ご紹介させて頂きましたスウェーデン企業の視察報告の続編です。

今回の視察では、
スウェーデン企業の特徴として下記の3つの共通項が見られました。

①小さな本社 
②長期視点の経営 
③自発的なキャリアパス

この共通項について詳しく紹介させて頂きます。

①小さな本社

先述の産業機械メーカーでは、
スウェーデン本社の役割と責任について、
価値観の発信は100%、経営戦略における主導権の発揮は50%、
顧客接点は1~2%と語っていました。

つまり、現場でのオペレーションについては、
ほとんど現地に任せるということです。
戦略についても、大きな方向性は打ち出すものの、
現地にかなりの裁量を与えています。

ただし価値観、
すなわち全社員が共通認識として大切にすべき考え方については、
全て本社の責任で、明確化し、発信・浸透させるべきである、
と考えられています。価値観がしっかりと共有できていれば、
細かいことを指示せずとも、現地に任せた方がうまくゆく、
という発想です。

他の会社でも、自社商品の中で、その国で何を売るかということは、
現地をよく知る各国のカントリーマネジャー(現地法人の社長)に
委ねているという話を伺いました。

グローバル化すればするほど、顧客や社員の多様性が増せば増すほど、
ミッションやビジョンの浸透が重要となることを再認識しました。


②長期視点の経営

安定株主である巨大財閥の考え方が、多数のスウェーデン企業の
長期視点経営を支えています。
役員は財閥家から派遣されていますが、
その会社の経営にとってプラスにならない限り株を売却しない、
という考え方が根底にあり、
基本的に経営者が短期の業績で更迭されるようなことはありません。
逆に長期のビジョンを示し続けることが求められます。

また、日々の業務に対して口を出すこともなく、
社員がオーナシップを持って仕事に集中できる環境が
確保されているようです。

③自発的なキャリアパス

スウェーデン企業では、自分から手を挙げてオープンなポジションに
応募することでキャリアアップを図ります。
基本的には、一定年次になったら昇進する、
強制的に他部門に異動させられる、ということはないようです。

しかも、この応募はグローバルで行われ、
そのポジションで求められる要件を満たしさえすれば、
国籍等は関係ありません。
実際に役員から多国籍化している会社も多く、
もはや「スウェーデン企業」というより「グローバル企業」と
呼んだ方が正しいのだろうと感じます。

以上、簡単ではありますが、渡航調査の報告でした。
さらに調査・分析を進め、正式な形で発表をする予定です。

株式会社NGK 高松純也

9月中旬、大学の先生方とスウェーデンに約10日間の日程で
視察に行ってきました。

目的は、世界的な企業を多数輩出するスウェーデン企業の
グローバル化の考え方、人材育成のポイントを調査するためです。

NGKがスウェーデン商工会議所の会員であることもあり、
以前からスウェーデン企業の日本にある拠点とは
交流を行っていたのですが、今回の渡航を通じて、
現場を見ることの重要さを再認識しました。

スウェーデン企業を語る上で、まずはその背景となる
地理・歴史に触れたいと思います。

スウェーデンはスカンディナビア半島に位置する国で、
人々は、氷河が解けても残った固い地盤の上で暮らしています。
このことがダイナマイトの発明にも繋がったそうです。
街中でも崖のような岩肌が散見されました。

冬の期間が長く、寒くて曇天の日が続くそうです。
私が渡航した9月でも10℃以下で、雨が降ったり
止んだりの日が続きました。

昔は天候に左右されて漁の成果が担保できなかったため、
獲った魚を塩漬けにしていたそうで、その名残から
未だに食事の味付けは塩味が強いです。

また、激しい戦争の歴史を持ち、17世紀には、北はノルウェー、
南はデンマークから侵攻されました。
ストックホルムに次ぐ第2の都市、スウェーデン南西部のヨーテボリは、
当時唯一の港でした。
いまでも南部のスコーネ地方では、
デンマーククローネ・スウェーデンクローネの両方が使えるなど、
デンマークの風習が残っています。

以上のような、厳しい自然環境と歴史から、
非常に貧しい国であったため、当初は、鉱山資源が
外貨獲得の中心となりました。

今回の調査では、
世界160か国で産業機械を提供している会社をはじめ、
数社を訪問しましたが、どの会社にも共通しているのは、
最初からグローバル志向であるということです。

その最も大きな理由は国内市場が小さいことです。
スウェーデンの人口は900万人強。
面積は日本の約1.2倍ありますが、人口密度は約1/17です。

はじめから他国を市場としなければ需要が伸びないことや、
外貨を獲得して国力をつけることが命題であったことから、
自然と他国にも拠点を構えるようになりました。

さらに、スウェーデン人は国際的に自分たちがマイノリティであると
自覚しているため、ほぼ全員が英語を話せます。
初等教育以外の教科書はスウェーデン語に訳されておらず、
授業も英語で行われるそうです。

スウェーデン企業の特徴として、

①小さな本社 
②長期視点の経営 
③自発的なキャリアパス

の3点を共通項として感じました。
次号でこの共通項について詳しく紹介させて頂きたいと思います。

株式会社NGK 高松純也