梅雨のようなお天気が続いているけど、いま得られる光の力で、いつもより、ゆっくりゆっくり、野菜苗が育っています。







今年から○十年振りに再開した献血。



マスク生活と
ソーシャルディスタンスのおかげで、
めっきり風邪をひかなくなり、
順調に通えています。




私は成分献血で1時間半〜2時間半かかります。
ちょうどよい読書時間。
勉強道具を持ち込んでいる方も見かけます。





映画で知っていたはずのストーリーなのに、漫画にうるっときてしまった『ちはやふる』

巻が進むほどに、かるたを巡るそれぞれの人生が丁寧に描かれ、主人公の勝敗よりも、それぞれの人物がいかに真摯に生きているかに思いが寄ります。





『心淋し川』は「閨仏」がシスターフッドの物語として心に残りました。






ところで、献血の流れをざっと説明すると

①受付

静脈センサーで本人確認をします。

睡眠時間の確認や
アンケートで海外滞在歴や
服薬、治療についてなど
献血可能な体調か確認します。


②医師による血圧測定、問診

③血液検査

比重など血液成分が
献血条件に叶っているかを確認します。

④待ち時間

順番がくるまで、無料の飲み物(スープ、コーヒー、紅茶、ジュースなど)で水分を補います(任意)。食事から時間があいていると、ビスケットが出ることも。

⑤献血

ベットにはテレビもあり、
無料Wi-Fiもあって
スマホ、タブレットの持ち込みができます。
読書する場合は専用のクッションまであります。 


献血が終わると、ときにはお菓子やアイスをいただいたり。
糖分を摂ると、落ち着く気がします。

まさに、いたれりつくせり。








毎回、最初のアンケートで少し緊張します。
自分が条件に合致するか 
急に心配になるのです。
実際はほとんど変わりないので、
杞憂なのですけど。


条件に合わず献血できない夫は、 
私の献血後の体調を心配して、
私ひとりが献血してもしなくても、
変わらないんじゃないかと尋ねます。


私も、ときに自己満足なのかと思いながら、
得た知識を家族に伝えます。



献血血液の保管期間の短さや
血液が不足しがちなこと。

私のする成分献血は、
案外早くに体内の成分が回復すること。
 


ウインク私がやった血漿献血の色、ビールみたいだったよ〜。薄い麦茶みたいな?

びっくりそうか!赤血球のヘモグロビンがないからか!



ウインク全血血液だと赤くなるね。それだと、一年に2回しかできないんだよ。
 
びっくり全血だと再生に時間がかかるのか〜。




ニヤリお母さん、実は血液検査の結果のほうが気になるんじゃない?


滝汗コレステロール値って、なかなか下がらないもんだね〜


グラサン健康にきをつけるなら、夜の間食はやめなきゃね。





ほかにも、

献血血液がワクチン開発や病気治療をはじめとした様々な研究に役立てられていること。
新生児に対してよりよい輸血方法をさぐる研究なんて、コウノドリを観た身としては実現を願う気持ちになってしまう。


献血の8割が病気の方のために利用されていること。

その輸血が必要な方が全国で約3000人いらっしゃること。



私も、いつでも体調が万全で、いつまでもできるわけじゃない。
だから、できるときにやりたいと、今は思っています。




今回、はじめて献血後すぐに次回予約をしたら、お菓子を貰いました。
どんだけ!



連休のときは、
なぜか制服姿の高校生達もいました。
若い方も多くて、
頼もしく思いました。




 










いつもあたたかくて楽しいブロガーさんの記事で、一冊の絵本を教えてもらいました。







『ニ平方メートルの世界で』

北海道に住む小学5年生の前田海音さんが、
3年生のときに書いた作文の絵本です。
子どもノンフィクション文学賞の大賞受賞作です。

題も海音さんの字です。
凛とした、すごくいい字。




記事で抜粋された絵本の文章を読んで、泣けて泣けて。


若い頃に通った病室の
小さい友人を思い出しました。






3歳のときから入退院を繰り返し、今も闘っている海音さん。

自分が入院するたびに母が付き添い、父が仕事でいないときの3歳上の兄のことを思いやる。



ひとりでごはんを食べて、ねて、
ドアにカギをかけて登校する兄を思うと、
やっぱり、ごめんなさいと思う



 
入院を繰り返す自分の境遇を思って、




みんなが
あたりまえに経験できることも、
できない




自分が
みんなのいる場所とは 
ちがうところにいるのだと思わされて、
あきらめるって
こういうことなのかと、
静かな気持ちになる







9歳の幼い子が選んだことばだと思うと打ちのめされます。




これだけの言葉を紡ぎ出すまでに、
こどくな時間にどれほどながく、ふかく、考えつづけたのでしょう。




海音さんと代わってあげられない、
見守るしか、
働くしかできない親御さんの気持ち、
自分のさみしさを抱えて妹を思う兄の気持ち。

その日常を少し想像するだけでも、 
苦しくなります。

  







でもね。




海音さんはある日、
病院のベットの上で発見します。







ひとりだけど、ひとりじゃない。










絵本になってよかった。



海音さんと、
絵本作家のはたこうしろうさんが
話し合って描かれた絵は、

たぶん、作文が書かれた
絵本にすると決めた

その後の海音さんの決意が
そしてご家族の思いも
描かれていると思います。



病気に負けていない。
自分らしく
生きることを諦めていません。



ボロボロ泣きながら読んでいる私を見た家族。

あとから、悲しい絵本じゃないよ、と息子が父親に勧めていました。







どんな説明より、



好きなものを食べられ
行きたいところへ行ける
めぐまれた生活をおくることができる
私みたいな人まで
背筋がのびて
励まされる


つよい力をもった絵本です。










はたさんのオンライントークが聞けます。
こちらの原画展は終わりましたが、
6月18日から丸善丸の内店でも開催されるそうです。



追記 毎日新聞の記事です。ストーリーが詳しく書かれています。