受験生の皆さま

ご健闘をお祈りしています!








さて今日は

このところ手にして
和んだ本などを




『じゃむパンの日』
赤染晶子
palmbooks刊



版元の加藤木礼さんが
老舗出版社から独立の際
一番初めに本にしたかったという
芥川賞作家
赤染さんのエッセイ。

面白いと評判でしたが
噂どおりでした!


短くおかしみある
55篇のエッセイと
岸本佐知子さんとの交換日記


読み心地がいいうえに
話がべらぼうに上手い


蝿取り紙に
おばけ屋敷
大掃除
働く人達の朝、もよかったな。

ちびまる子的なユーモアと
温かみがあります。

今回は図書館で借りたけれど

手元にあれば
読み返すたびに和めそうです。






『そして誰もゆとらなくなった』
朝井リョウ
2022年刊




こちらはオーディオブックで。


さとり世代と呼ばれる方々は大変だ。なんせ、悟っていなければならないのだから。


漫談や
落語を聞いているようで
(あくまで印象です)
笑いつつ
ながら仕事もはかどりましたグラサン








SF『プロジェクト・ヘイル・メアリー』で
一世を風靡した
アンディ・ウィアーが
『火星の人』十周年を記念して
エピソードを追加。

ご興味ある方、
Andy WeirのSNS(X 旧Twitter)に
PDFファイルのリンクがあります。




主人公ワトニーの
おなじみの悪態とガッツに
ニヤニヤ。

逆境のなかでも
できることを一つずつ積み重ねる
ワトニーのポジティブさが懐かしい。

原作、映画を
再読再鑑賞したくなりました。







紫式部が主役の
大河ドラマ『光る君へ』




もみ消される罪や
義賊も登場するなど

韓ドラや
二次創作のような面白さがあります。


学校でも関連した話を聞くようで
子も楽しんで視聴しています。



手元の本を読み直しました。


平安男子は『権記』の藤原行成


『小右記』の藤原実資



平安女子は『蜻蛉日記』の作者、道綱母が
主な登場人物です。



大河ドラマを観てから読むと
当時の生活が想像しやすくなりました。

ドラマと合わせて読むなら
『平安男子の元気な!生活』のほうがお勧め。

良い機会なので
こちらも入手しました。

『はじめての王朝文化辞典』
川村裕子 著



ジュニア新書と同じ川村さんの力作。

優しく語りかける文体はそのままで
こちらも読みやすい。

例えば髪についてなら
洗髪に用いた泔坏(ゆする)の扱いや
ちなんだ源氏物語や蜻蛉日記の引用があり
髪の長さが女性の幸不幸を左右したことなど
豆知識が豊富に盛り込まれています。


大河ドラマだけでなく
古典文学もより楽しめそうです!







おまけ




平安時代にはすでにあったという

甘酒

疲れを感じるときに
温めて飲んでいます。

ブドウ糖のおかげか
頭がすっきり。

米麹のつぶつぶが気に入っています。




合わせて

ご紹介いただいた
アンソロジー『猫と』

豪華な執筆陣ですね!


懐かしの梶井基次郎
微笑ましい大佛次郎
相変わらず最高な町田康などなど33人

顔を緩めて読んでいます。
ご紹介ありがとうございます!



表紙写真は養老孟司さんの亡き愛猫まる。
インスタグラムからお借りしました。
養老さんとまると、
それぞれの愉しみが伝わってくる
いい写真ですね。












試練のなかにあっても


皆さまが健やかで
よき時を過ごされていますように。