私は、


私自身の中に複数の想いがあることに


時折困惑します。



いえ、多重人格とかではありません。


ただ、これまで生きてきた場面ごとの自分が、


消えず、変わらずに残ってしまっているような感覚です。



親兄弟とともに過ごした幼少期から少年期


独り暮らしを始めた青年期


結婚してからの成年期


そして今、壮年を迎えて、




そのそれぞれの時期の自分が、


それぞれの心のありようのまま私の中に存在しています。


僕、と自分を呼ぶのは少年期までの私


俺、と自分を呼ぶのは青年期の私


私、と自分を呼ぶ今の私。



僕は、いまだに夢を見ているような心の持ちようで


俺は、現実を見定めよう、冷たい世界を見定めようとしている。


そして私は、そうした自分たちを見つめている。



私の中の私。


彼らをどう扱っていくのがよいか


最近とても困っている。


それぞれの私が、自己主張を始めているからだ。



私は、私を守らなければならないと感じている。