今回は少しマニアックな話しになります。

ラケットにガットを張るにはストリングマシーンと言う機械を使います。
皆さん機械で張るんだから、誰が張っても同じだろうって思っていらっしゃる方、多いと思いますが…
私もそう思っていました。

お店に行き好きなガットを購入して、指定したテンションに張って貰う…
昔はそんな感じでした。

今回、なぜこの様な話をするかと言うと、同じ機械で張るんだから誰が張っても同じ……
実はそうとも言えない事に気付いたので皆さんにお話をします。

以前、私はストリングは誰が張っても同じだろう…
と考えていたので、家の近くで工賃が安い所で張って貰っていました。


そのお店は、他で張るよりかなり安いお店でした。
まぁ…貼上がりも値段を考えればしゃないかって言うぐらいでした。正直ちょっと気になる所があって、それが…
スナップバックと言う現象なんです。


スナップバックとはガットが元に戻ろうとする事です。
それが張りたてではどこのガットでもしっかり元に戻ります。

しかしながら私が張って貰っていたお店では、張る都度に少しずつ違っていたのです。
全てのガットがチャンと元に戻る時もあれば、そうでない時もあり…
また張りたてにも関わらず真ん中(スイートスポット付近)の4、5本のガットを横にずらしてみたら元に完全に戻り切れなかった事が何回かありました。


張ってから何日もすれば、はじの3本、4本ぐらいのガットは元に戻りずらくなるのですが…
張りたての真ん中、しかも縦糸がスナップバックしないのは…
うン…って感じ、でしたが工賃が安いからしゃないかと思っていたのです。

ボールを打つ度にガットを指で戻していました。
そうこうしているうちに、仲間内で、どこで張って貰ってるなんて会話が出て…
私の状況を話したら、じゃ今度ここに行ってみればってお店を紹介してもらいました。

早速紹介されたお店で張ってもらい、
勇んでコートに行って1球ボールを打った時…
あれ❗️いつもと全然違う…腕に伝わる打感…
また1球・また1球と打ってラケットの面を見たんですが…
全てのガットが綺麗に元に戻っているのです。

私はかなりスピンをかける打ち方なので打つ前と打った後がほとんど変わらないので  うァ…って言う感想でした。

その店を紹介して貰ってからはずうっとそのお店で張って貰っています。
またその店主はいろいろ詳しくて…
当時、どのくらいのテンションで張れば自分に1番良いか迷っていたと言うか分からなかったので、思いきってその店主に聞いてみました。

その時の店主の答えはこんな感じでした。
真夏…真冬…
インドアでテニスをやるのか…
アウトドアでテニスをするのかでも変わるが…
私のお勧めはサーブを打った時の打感と気持ち良く打てたかどうかで決めればいいんじゃないかって教えてもらいました。

今はそれを実行しています。

そこで私が気づいていた事も店主に聞いてみました。
ストリングは誰が張っても同じではと聞いたところ…
少し顔が強ばりちょっと店主の顔がキツくなった様な気がしました。

ストリングは機械で張るんだが…
張る人の技量で全然違うんだよ…
店主は張りながら約20分ぐらい、私に話してくれました。
ここでは簡単に話しますが…
店主曰くストリングで大事なのは面圧、この面圧が均等でなければならない…との事でした。
あと何点か説明を聞きましたが…
専門過ぎて、わからなかったのでここではスルーします。(笑い)


皆さん…テンションも確かに大事ですが…
面圧もかなり大事です。
面圧を測る機械もありますので…
たまにはチェックしてみてはいかがでしょうか…
今回は面圧の話でした。
また次回ヨロシクお願いします。

 

 

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