クリープハイプ好きなら絶対に好きなはず
と、勧められたKANA-BOON
最初聴いたときこそ良さがわからなくって
若い人たちって器用だから
このくらいの曲は簡単に作ってしまう
などと上から目線でいたわたしです。
でも新譜「DOPPEL」最高でした。
わたしの思うクリープハイプとKANA-BOONの違い
クリープハイプは
昔の傷を派手に抉られ
痒いところに手が届く
ってな感じなんですけど
KANA-BOONは
癒え始めてきたカサブタをかする
痒いところに手が届かないもどかしさ
って感じなんですね
クリープハイプには
六畳一間のボロアパートで
手に届くはずのものが何故だか
上手く手に入らないやるせなさ
安定した日々の生活が幸せなんだと
気づいたことをずっと歌ってて欲しいんだけど
そうもいかないし、それじゃダメだし
社会の窓で玄関のドアに手をかけ
憂、燦々で完全に外の世界に出ていったな
と個人的には感じます。
吹き零れる~も最高でした、個人的には
マルコ→女の子→社会の窓→NE-TAXI
の流れに何度も悶えたことか…尾崎さぁん…
さっきはごめんね、いつもありがとうね
の、そんなこと言っちゃうの?っていう
いい意味での裏切りにも痺れたが
ふう……
クリープハイプは
結構エグいことを歌ってると思いきや
その核になっていることはすごいピュアで
逆にKANA-BOONは
甘酸っぱい青春の断片を歌ってると思いきや
その底にあることは結構黒かったり
そんな違いがあるように思いますが
どっちもいいですね。好きです。
リード曲の「1.2.step to you」は
臭いものをつい何度も嗅ぎたくなってしまう
あの気持ちを奮い起たせる感じだ!
とくにサビ。
いやでもあの曲の良さはね
歌い出しにこそあるよな、たまらん
思い出せない事が増えていく
遠吠えする犬と同じように
夜をめがけてワンワンと泣くんだ
って詞がね、グッときた。グッド。
KANA-BOONは曲全体に
あまり抑揚がないあの感じが今では、いい
サビで「お、盛り上がったw」と思ったのは
「ないものねだり」くらい(笑)
CDJが物凄く楽しみだ。
思わず谷口くんに
「最初はどこがいいのか全く分からなかったけど、CD聴いたら分かりましたありがとう」
とリプを送ってしまう程には反省しています。
KANA-BOONエピソードをもう1つ
会社で1人作業中に
KANA-BOONをかけてたら社長が
「これ誰ですか?」
「KANA-BOONっていう若いバンドですが…」
「あ~知ってる、こないだラジオで聴いて気になってたの!歌詞がね面白いんだよね、いいね~」
とグイグイ来たのです。
推定48歳、侮れない。
これからカツ丼食べます。
Android携帯からの投稿
