みなさん、おはようございます。
今日も、わたくしジローがお届け致します。
さあ、では早速、昨日の続きをお話ししましょう。
いくら叩いても、耳元で大声で呼んでも動かない僕。
そんな僕を見て、訓練中のスタッフさんは、次に、僕の呼吸と脈を確認します。
僕は、ここぞとばかりに気合を入れ、呼吸と脈を止めます。
これはきっと、衛生委員会のメンバーの中でも、僕にしかできない芸当でしょう。
そして僕の脈がないと判断したスタッフさんは、他のスタッフさんに
救急車を呼び、AEDを持ってくるよう頼みます。
さぁ!ここから、昨日お話しした、僕の「慣れない事」が始まるのです・・・・
皆さん、もうお察しかと思いますが、
AEDが到着するまでの間は、人工呼吸を行います。
エンドレスのみなさんは、このような、
人口呼吸の時の道具を持っています。
真ん中の青い部分を、僕の口に装着し、人工呼吸と心臓マッサージをするのですが・・・・
いくらナイロン1枚を挟んでいるとは言え、
女性と、キ・・・キ、キ・・・
キッスをするのです!!!(///∇//)
僕だって、健全な男子です。
いくら僕と彼女との間にナイロンという壁が立ちはだかろうとも、
どんどん近づいてくる彼女の顔を見て、僕の胸の鼓動は抑える事ができません。
でも僕は今、心肺停止状態。
何とか任務を成し遂げようと、必死で心臓の音を抑えます。
いえ、決して、キッスの為ではないですよ。
もちろん、男性スタッフさんも、同じように訓練を行います。
いくらナイロン1枚挟んでいるとは言え、震える体を止める事はできません。
毎回毎回、どうか、このナイロンがもっと分厚くなりますように・・・と願うばかりです。
そうこうしているうちに、AEDが運ばれて来ます。
AEDを開けるとアナウンスが流れるので、
スタッフさんは、アナウンス通りに、手際良く準備を進めていきます。
その間も、人工呼吸と心臓マッサージは引き続き行われているので、僕は心の中で、
早く!早くパッドを!!1秒でも早く!!
と祈っています。
もちろんこれは訓練用のAEDなので、本当に電気が流れる事はありませんよ。
こうして、皆さん、僕の心の内など知る由もなく、真剣に訓練を続けて行くのです。
と、まぁ、エンドレスには、訓練用の道具が一通り揃えられています。
これを使い、月に1回、全員が真剣に訓練をしているのです。
訓練の他にも、僕と同じ衛生委員会のメンバーから、
「呼吸が確認できた場合は、救急車が来るまでどうしたら良いの?」
「通路内など、応急処置をするスペースがない場合はどうしたら良いの?」
という、様々な場合の対処法を教えてもらっていますよ(o^-')b
僕は、今の所、皆さんとお会いする事はありませんが、
いつかどこかで僕を見かけた時は、
「ああ、ジローも頑張ってるんだなぁ」と思ってやって下さい。
では、また皆さんにお目にかかれる日を願って・・・・
エンドレス衛生委員会 ジロー でした