「EVIVA! MORRICONE」エンニオ・モリコーネ | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

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プロレスラー安田忠夫自殺未遂 娘がブログで報告


 プロレスラーの安田忠夫(43)が自宅で練炭自殺を図り、病院に運ばれた。安田といえば、かつて「借金王」と呼ばれたこともあるなど、ギャンブル好きで常に借金の影がつきまとったレスラーだ。.........
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安田忠夫、練炭自殺敢行!!

安田クラスの大物になると、
自殺と云うシリアスな状況にも拘わらず、
何やら仄かにギャグ的な雰囲気が
漂ってしまうから不思議なものである。

勿論それは、安田が後遺症も無く、
無事生きていたからこそ言えるんだが、
生死を賭してまでやったことが
笑いの種になってしまうのであれば、
もう自殺はやらない方が良いだろう。
安田は自殺に向いていない。


さて、生死を賭したシリアスな状況にも拘わらず、
何やら仄かにギャグ的な雰囲気が漂うと言えば、
三池映画。
どうだ、この無理矢理な繋ぎ。

と云う訳で、
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
を観て来た。

以下には心に残ったサムシングを書き記すので、
まだ観ておらず、少しでも内容は知りたくない、という人は、
香取慎吾くんのように英語の勉強をしてて下さい。


さぁ、「デス・プルーフ」「プラネット・テラー」と、
続いてきたグラインドハウスも遂に3本目である。

否、「ジャンゴ」はグラインドハウスではないが、
もう勝手に入れてしまう。
日本に限ってはグラインドハウスは3本立てだ。
タランティーノ、全部出てるし。

タラとロドリゲスは、グラインドハウス内だからと、
いつも以上に好き勝手に荒唐無稽なものを作り上げたが、
そんな枠など関係なく、
グラインドハウスレベルで好き勝手に撮る男、三池崇史。

オール日本人(タラ除く)キャストにも拘わらず、
全編英語の無国籍ウエスタン。
映像もセットも素晴らしく、
褒める所は多々有るが(貶す所も多々あるが)、
一番の功績は、我々のような人間にとって、
比較的どうでも良いと思われていた俳優陣を、
見事再生させた所だろう。

その筆頭が伊勢谷友介。
広末の元カレ、殺人レベルで口が臭い人、
出る映画全て糞、等と
マイナス要素でしか語られる事が無かった彼だが、
この映画では圧倒的な存在感で他の役者を食っている。

「鉄コン筋クリート」では、
素晴らしい声優陣の中で、
一人だけ日本語が覚束ない声優、
それが伊勢谷だったのだが、
いざ台詞を英語にしてみれば、
一番流暢なのが彼なんだから分からないもの。

チャンバラでの日本刀の扱いも、
多少軽いが実に堂に入っており、
また、色が白く鼻筋が通り、
笑うと良い感じに気持ち悪い皺が出来、
美しい悪役としてはほぼ完璧な仕上がり。
彼の歩く道は、ポントウ片手の悪役道にあった。

片や、伊勢谷のせいで完全に存在が薄くなってしまった、
主人公、伊藤“マッシュルーム”英明だが、
どうやらガンマニアだという
彼のガンアクションもなかなかのもの。
結果的には、英語も下手で
ただの木偶の坊に見えてしまったが、
今までの事を考えれば、やはり大いなる飛躍と言える。

唯一銀幕に華を添える綺麗所、木村佳乃、
俺の好みとしては、今まで全く美人と思えなかったのだが、
あまりのフルスイングした演技に、
どんどん魅力的に見えてくるんだから不思議。


ただ、香川照之の一人芝居がやたら長かったり、
イチイチギャグめいた効果音入れたり、
石橋貴明のネタが寒過ぎたりと、
受け入れ難い所も沢山ある。

沢山あるが、それでも俺はこの映画を肯定したい。
「ジャンゴ」は、
本来映画が持っていた外連と胡散臭さを、
見事スクリーンに蘇らせてみせた。
しかも、これだけの有名芸能人を使って、
彼等の隠れた才能を開花させた。

今のボロボロな日本映画界の中では、
これは快挙であると思う。

これにて、不治の病と恋愛の時代は終わった。
これからは、身体が溶ける伝染病と、
ガトリングガンの時代!!


ここで、映画のラストを渋く締めた北島三郎でも
紹介したい所だが、
ウチにはサブちゃんは置いてない。
ウエスタンってことで、モリコーネ。

安くてジャケも良かったから衝動的に買ってみたけど、
マカロニ物は一切無くて、
ラウンジな感じの曲ばっかりで、
結局全然聴いてない。