溝延城址公園の北側、路地を進んだその先に輝渕山 阿弥陀寺があります。
もともと阿弥陀寺は、溝延地区の南側を流れる寺川とよばれる川の近くに建っていたようで、現在の寺屋敷、黒木渕(溝延11区)付近に位置していたようです。寺川沿いには、聞徳寺や吉祥院など複数の寺院が並び建ち、このあたりは言わば聖地だったようです。

輝渕山 阿弥陀寺(河北町大字溝延5436-1 )
阿弥陀寺の由縁は、地域の民衆に深く浸透することで、「とんと昔」という昔話し(民話)となって人から人へと語り継がれてきました。
伝 承 阿弥陀寺と阿弥陀如来
その昔、今の河北町溝延に一人の漁師がいました。最上川で漁をして暮らしていましたが、毎晩のように深い淵の底が光を放っている夢を見ました。不思議に思い黒子淵に来てみると、たくさんの魚が泳いでいました。漁師は網を投げましたが魚は一匹もかからず、もう一度投げてみると大きな阿弥陀様の木像があがってきました。
有難い事だと漁師は一生懸命に働いて、ついにお寺を建立しました。その寺が今の阿弥陀寺で、山号を輝淵山といいます。
伝 承 阿弥陀寺と数珠かけの鮭
この寺が開かれた頃、門前の小川に朝夕二度ずつ鮭がのぼってきて本堂に至り、本尊の阿弥陀仏を拝んでいたそうです。
この鮭は首に数珠を巻いていたので、村人は 「阿弥陀寺参りの 阿 弥 陀 魚」 と名付けて捕らえることを禁じていました。ところが、ある男がこの禁を破りて、その鮭を獲って食べてしまったのです。男はたちどころに病に襲われ、亡くなってしまいました。戒めが破られてからというもの、この川 には 鮭がのぼらなくなってしまったのでした。
時代が変わっても、今なお地域に語り継がれる 輝渕山 阿弥陀寺と本尊阿弥陀如来にまつわる Folk tale...
阿弥陀寺は、古来より人々に身近で 愛されたお寺様だったのでしょうか。。
ここ溝延では、
夕刻になると時を告げる”お寺の鐘”が響きわたります。
阿弥陀寺様から聞こえる鐘の音、 通称「愛の鐘」です。
季節とともに移り変わる夕暮れ時と、その時を告げる鐘の音。今も昔も変わらない、溝延の夕方がここにはあります。
『山形の伝説』(山形とんと昔の会編/日本標準発行) 参照
環日本海地域における人と動物-「鮭の大助」のこと 参照
山形 県 の鮭に関する民 俗 参照
【溝延散策に役立つカモ
『machi歩きMAP(参考)』
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※溝延へは寒河江川沿い下流へ片道10分程度の道のりです。サイクリングロードをご使用ください。
≪交通アクセス≫
河北町路線バス 南部線 ※「城址公園」バス停下車
行きたくなる近くの名店☆
阿弥陀如来 坐像(国宝) 鎌倉大仏殿高徳院 本尊





