「クリエイティブな仕事」を言語化したいと思う
ホストクラブはクリエイティブな仕事か否か
答えはこれ以上ないほどクリエイティブだ
私が考えるクリエイティブな仕事とは
「問題設定と問題解決を両方やらなければいけない仕事」
である
たいていの仕事は「問題解決」だけやればよく、例えるなら飲食店
客の「ご飯が食べたい」という問題設定を「ご飯を作る」という問題解決で埋めることができる
これ以上の説明が必要だろうか
その他エッセンシャルワーカーと呼ばれる職種に関しては問題解決が主になり、問題設定は上層部や経営陣に委ねられているのが現状だ
問題設定とは
自分で試行錯誤して、成功までの道を自分で敷かなければならない→PDCAのサイクルを回すことが達成へ近づく仕事
と解釈している
営業職、YouTuber、芸人、経営者などがそこに該当する。
ホストは集客や自分のキャラ作り、ブランディングに至るまで自分に何が求められているかという問題を追求し、解答も結果を追うことによって自分がやらなければならない
はっきり言って頭脳労働だ
そして頭のいい高学歴ホストが売上を上げることのできる理由だとも思っている
昨今では問題解決の部分においてAIや機械の発達により、人間からロボットに置き換えられている仕事がたくさんある
昔は食料や生活基盤のためにやっていた仕事が、機械化し土地も埋まり道は舗装され住居が空いている地域すら出てきた
いわば生きるために必要不可欠な仕事がどんどん無くなっていったのだ
その代わり求められるようになったのが人が生きるのに必要のないものを売り込む技術や才能だ
YouTubeや動画配信サイトが無ければ生きていけないと考える人間は10年前と今ではどちらが増えただろうか
推しという言葉は10年前と今ではどちらがより使われている言葉だろうか
そしてそれらは本当に生きていくために必要だろうか
必要ないと切り捨ててしまえば、我々ホストの存在理由の否定になるのだが
必要のないものを必要に見せるのが自己の価値の創出に繋がるのが面白いのでいまだにこの仕事を続けている理由なのだろう