ここ一週間ですっかり肌寒くなってきたポーランド。
しかしあと少しで日本に戻るので衣替えをするのも面倒くさく、夜は夏用のパジャマで乗り切ろうとしています。
ああ寒い…。
屋内だとセントラルヒーティングが入る前の今ぐらいの季節が一番冷えますね。
私がポーランドに戻ってくる頃にはガンガン暖房が効いているはずですが、今冬の欧州はエネルギー不足で光熱費がエライことになるのが確定しているようなので工夫しないと。
実家で愛用しているちゃんちゃんこを持ってこようかな。
本日書く内容はいわゆる下ネタやそれに類する画像が含まれているので、読まれる方はご注意ください。
新しくオープンするベーカリーに行こうと友人から誘いを受け行ってきました。
その名も『Dickery』
Dick + Bakery。
ふむふむ。
名前から察せられる通り、性器を模したワッフルが売りのベーカリーです。
すでにワルシャワ、ブロツワフ、クラクフにお店があり、グダニスクでなんと4店舗目。
立派な全国チェーンですね。
お天気が良かったので自転車を漕ぎ漕ぎ。
通勤で毎日自転車に乗っている友人の漕ぐスピードについてゆけず、少し情けなくなります。
ヒーヒー言いながら旧市街地の運河沿いにあるお店までやってきました。
スタイリッシュな門構え。
商品はHERO(すなわち男性器)とSHERO(すなわち女性器)の二つだけ。
そこにかけるソースやトッピングを選択してカウンターで注文します。
友人と一個ずつ注文しシェアすることにしました。
デデン!
形状としては中々の再現度なのではないでしょうか…。
お味はというと、うーんまあワッフルだねという感じ。
ソースがいずれもかなり甘く、ソース量の多いHEROには少々胸焼けが。
お値段は各15~18zl程度でした。
もともと「性をタブー視する風潮をなくす」という目的で作られたお店だそう。
味が二の次になるのは致し方がないかと思います。
しかし、そのコンセプトに深く切り込んでいる感じがしなーい。
一応、SEX IS ARTの文字が。
話を聞いたときは一体どんなに挑戦的なお店なんだろうとワクワク。
いざ訪れてみると普通のオシャレなベーカリーという感じで肩透かしをくらいました。
「性器型のワッフル売ってるだけやないか」などと内心物足りなさでいっぱいでしたが、ここはまだまだ保守的なポーランド。
あの形状のワッフルを売る人がいて、買う人がいるだけでも大きな前進なのかもしれません。
実際グダニスク店のオープンに際して「こんなものを売るなんて!」といった苦情・失望のコメントも寄せられたらしく、確かに現状に一石を投じる存在にはなっているようです。