体外受精を通し、現在第一子を妊娠中で、31週目を迎えました。
今日は不妊治療クリニックに通い始めてから卒業するまでにかかった費用をまとめてみました。
去年2022年3月の体外受精に関するカウンセリングから不妊治療クリニックを卒業した12月までにかかった費用の総計は、$32,203.77・日本円で¥4,319,264 でした(5月4日のレート 1 USD = 134.123 JPY) 。
円安のため、日本円に換算するとものすごく高額な感じがします・・・
体外受精に興味のある方で「こんなにするの?」と躊躇されてしまうかもしれない方のために、一応簡単な説明をしますね。
高額だった理由
- 選んだクリニックはカリフォルニア・オレンジカウンティでNo.1の実績
成功率が75%と、オレンジカウンティ(ロサンジェルスカウンティとサンディエゴカウンティの間の群)ではNo.1を誇るクリニックに通いました。他の患者さんの中には、他国から来たり、LAからわざわざ通ったりされていた方もちらほら。
- 高刺激治療のため、薬代がかさんだ
ホルモン剤が飲み薬ではなく、最初から注射でした。
しかも1種類ではなく、何種類も。
採卵周期の薬が薬局からでっかい箱で送られて来て、その箱を開けた時はあまりの注射針の多さに腰を抜かしそうになりました。
お陰で23個採卵でき、12個の胚胞盤の凍結に成功。
- できる検査やドクターがお勧めしていることは全てした
PGT-A(着床前染色体検査)やエンドメトリオ検査、針治療や着床率をあげる点滴など、色々やってました。
その中でもやはりPGT-Aはかなり高額で42万円ほど。
では、時系列とそれに伴う費用の詳細をまとめます。
時系列と費用
2022年4月 採卵周期(保険適用外)
診察代:¥1,025,262
薬代:¥607,967
手術代:¥252,053
胚培養関連代(PGT-A含む):¥1,460.246
合計:¥3,345,830
2022年7月 1回目の移植(一部保険適用)
診察代:¥75,824
薬代:¥60,063
胚培養関連代(解凍&施術):¥206,558
針治療:¥57,031
合計:¥399,476
2022年9月 エンドメトリオ検査周期(一部保険適用)
診察代:¥57,163
薬代:¥1,341
エンドメトリオ検査:¥133,445
合計:¥191,949
診察代:¥29,694
薬代:¥3,432
胚培養関連代(解凍&施術):¥250,799
点滴代:¥33,529
合計:¥317,024
この他8月から胚胞盤の保管料として毎月¥13,411を払っており、12月までの支払い分は、合計に含まれています。
また高速代x車2台分(診察は旦那さんと別々で有料高速に乗って行ってました)、駐車場代も結構な額になっていたと思いますが、そちらは含まれておりません。
まとめ
やはり保険が全くきかなかった採卵周期はかなり高額になりました。
でも幸いにも、私の場合1回の採卵ですんだので良かったです。
PGT-Aの後正常胚が2個と異常胚8個がまだ凍結してあるので、毎月の保管料を払い続けていますが、2人目も絶対欲しいので、出産から1年後またクリニックを訪ねる予定です。
状況次第では3人目もあわよくば・・・
まずは、お腹にいるこの子を無事に産んで、育てることが最優先ですが。
私の場合、周りに体外受精を通して妊娠・出産をしている友達が多くて、相談したり、アドバイスをもらったりすることができ、自分一人だけの孤独なジャーニーではなかったので、大きな心の支えになりました。
また、協力的なことはもちろんのこと、不妊治療に積極的に関わってくれた旦那さんには、感謝しかありません。
検診は私とともに皆勤賞でした。
何より、このプロセスを支払える経済的余裕があったことにも本当に感謝です。
1回目の移植がうまくいかなかった時はショックでしたが、少なくとも経済的なストレスがなかったことは、本当に幸いなこと。
友達の中には、身内に借金して不妊治療を頑張っていたカップルもいるし、母国に帰って卵子提供をしてもらい、それから体外受精をして妊娠後、アメリカに帰ってきて出産した友達もいます。
不妊治療を続ければいつかはなんとかなるという簡単なことではないですが、諦めればそれで終わりなのは確か。
子供を望まれている方の元に、コウノトリが訪れますように。