久しぶりに面白い本を読みました。
ジェーン・スー著これでもいいのだ
小説は読みたくないし、自己啓発本は飽きたし、心理学やビジネス本もちょっとな・・・
と思いつつ、読書自体に疎遠となっていた最近、何を思ったか
「40代で読んでおくべき本」
とググってみました。
*ちなみに私は30代ですが、俗に言うアラフォーなので、最近は40代に片足を突っ込んだ状態だと捉えております。
そのオススメリストにあったのがこの本。
外国人と思わせる著者の名前(ペンネーム)に惹かれ、短いエッセイ集であることが功を奏し、さらにレヴューをぱっと読んでいる感じでは一同にして「面白い」とのことで、この本をアマゾンKindleでぽち。
エッセイっていいですよね。
口説くないし、違うトピックなので、一つのトピックだけ完読しておけば、次開く時は新しいトピックにさっと入れるのもいい。
エッセイ集のようなこの本は、いいテンポで読めるので、すぐに読み切ってしまいました。
著者の表現のセンスもさることながら、歳が近いからかなぜか親近感が湧くというか、共感する部分が多々あったのもあるし、何より吹き出してしまう箇所がたくさんある。
1箇所、面白過ぎて泣き笑いしたところがあって、それを思い出すと今でも笑いが止まりません。
その箇所は、著者が自己の妄想癖についてのトピックで、元妄想族だった私としては「世の中には私みたいな人いたんだ〜。」と思いながらも、彼女はさらに私の先を行く人で、さらにそれを面白おかしく書いてらっしゃって。
そんな中、ラジオのパーソナリティを務める著者がリスナーから寄せられるお悩み相談のコーナーがあるらしく、その時のエピソードもこのトピックで紹介されておりました。
ある単身赴任男性の悩み。
単身赴任になって、大好きだった柿ピーのピーだけが余るようになった
爆笑。
まずこんなことがお悩み相談コーナーに寄せられる日本ってすっごく平和なんではあるんだけど、ピーナッツだけが残るってめっちゃわかるわ〜
それから著者は、残された家族それぞれが如何に男性にとって大事な存在であったかに妄想を膨らませていくんだけど、その下りも最高におかしっくて。
久しぶりに、涙が出るほど(っていうかもろに出た)笑ったわ。
これをベストフレンドであるアメリカ人の旦那さんに説明しようにも、柿ピーも食べたことなければ、著者の妄想がどれだけ面白いか伝わる可能性は皆無。
なので、諦めて自分だけで楽しむことにしました。
アラフォー女性がちょっと笑いたいときにオススメの本です。