本日は、お義母さんをお誘いしてアフタヌーンティー・ハイティーに行ってまいりました。
私、小さい頃からティーカップを眺めるのが好きで、いい感じのティーカップで飲む紅茶は不思議と味が格段に上がる気がして。
日本で大学生の頃は、髭の生えたおじさんが一人でやってる喫茶店・珈琲店に行って、カウンター席に座り、数多くあるコーヒーから選んだ特別なコーヒー(ケニア産とかそんな感じ)目の前で淹れてもらって、それを啜りながら数時間試験勉強したり、卒業論文を書いていたこともあったな。
その喫茶店には優に100を超えるコーヒーカップがずらっとあって、一つ一つがまたふたつとないカップばかりで、それをただ眺めるのも大好きでした。
それもあって、
いつかお気に入りのティーカップを集めよう
と心に決め早20年。
引っ越しx引っ越しの生活でしたので、それが始まったことがない。
なので、ティーカップなど持ってないです。
コーヒーのためのでっかいマグカップならいっぱいあるけど。
さてさて、本日行ったのは、予約がなかなか取れない人気店。
オレンジカウンティにはアフタヌーンティーがいただけるところ、なかなかないですよね。
31731 Los Rios St,
San Juan Capistrano, CA 92675
カナダは英国の植民地であった影響もあってか、アフタヌーンティーがいただけるところが多いような気がします。
特に、ホテルとか。
バンクーバーに住んでいたときは、正装して、帽子なんぞ被ってよく行ってました。
さて、ここではまず好きなお茶を選び、前菜のサラダかスープを選び、サンドイッチとデザートがついてくるコースをオーダーしました。
お茶だけでも50種類はあります。
私は、ハウススペシャルをオーダーし、お義母さんはカフェイン抜きのベリーハーブティーを。
一種類ずつポットできます。
お義母さんの一口飲んだ後の第一声が
「わぁ、これすっごく美味しい。最高。」
でした。
私がオススメしたお茶っ葉だったので、ウッシッシ
まもなく、焼きたてのスグリのスコーンが運ばれて来ました。
これにラズベリージャムとカリフォルニアクリームをつけて、いただきます。
うん、これ最高。
ロシア生まれ、ロシア育ちのお義母さんは、スコーンを食べたことがなくて。
でも、甘いものと紅茶が大好きなので、これは非常に喜ばれておりました。
ロシアに住んでいた頃は、夏にフルーツを大量に購入して、冬に向けてジャム類を作っていたと思い出話をしてらっしゃいました。
二人とも、半分食べて、残りはお持ち帰り。
スコーンの後は、前菜。
私はターニップ(西洋カブ)のクリーミースープを、お義母さんはサラダ。
そして、メインのサンドイッチです。
- ターキーサンド
- カレー味チキンクロワッサンサンド
- マッシュルームパイ
- ゴーとチーズパイ
- たまごサンド
- きゅうりのサンド
- フルーツとブラウンシュガー
全部どれもこれも美味しくて、あっと言う間にいただいてしまいました。
そして最後は、デザート。
6種類ある中から、英国風トライフル(Trifle)を2人ともオーダーしました。
お義母さんは、トリフ(Truffle)と勘違いしていたらしく、テーブルに運ばれてきてガッカリを隠せず。
「えっ、なんで丸っこいチョコレートじゃないの?」
って。でも、結局完食されてました(笑)
実はお義母さんをお誘いした当初、ご本人が全然乗り気ではなかったのです。
「もーいいわよ。そんなの〜」
という感じで
まずアフタヌーンティーがどんなのであるのか、わかってらっしゃらなかったらしく、お友達には
「息子の嫁が、料理教室に連れて行くみたい。それで、作ったものを紅茶を飲みながら試食するみたいなの。」
と伝えたらしく、それを聞いた私
「どこでそんな解釈をした?」
とびっくり
要は、紅茶を飲みながら、甘いものやサンドイッチを食べるだけなのに。
お迎えにあがり、道中、狭いガタガタな道を通り、古びれた住宅を抜け、しかも道路の真ん中をノロノロと歩く女性達も居たりして。
お義母さんったら車の窓を開け、
「エキュスキューズミー!(すいませんがちょっと)」
と大声を上げられたりして、もっとなんか言いたそうだったので、運転手の私が静止する羽目になったり、もう本当冷や汗もの
しかし蓋を開けてみれば、到着したのはおしゃれなカフェで、しかも、水曜日のお昼過ぎなので、お義母さん世代のお客さん(60代〜70代)がたくさんの上に、楽しそうな女性のグループばかり。
その上、パティオの席に通される途中で、お義母さんのいっつもお洒落にしているジム友に遭遇し、短い時間ではありましたが世間話も弾み、ご本人、大層満足してらっしゃいました。
「あんなにお洒落なあの人もここにランチに来るのね〜。」
って。
「こんな素敵なところに連れて来てありがとう。
30年以上もオレンジカウンティに住んでいるけど、こういうカフェがあるなんて知らなかったわ。今度は、妹を連れて来たいわ。」
と何度もおっしゃるお義母さんに
「いつもジャズの面倒を見てくれてありがとうございます。」
と言い、ご馳走させていただきました。
私とお義母さんの関係。
お友達とかまるで本当の親子のようとか、そんな理想的な関係とは程遠いのですが、一人っ子の旦那さんのたった一人のご健在な家族(お義父さんは数年前に他界)であるので、嫁としてご機嫌ぐらいは上手にとってあげたい。
これからもWin-Winなことを探していかなければ。
「同居したい」とか言われれば、本気で拒否るけど・・・
明日きっとジム友の前で自慢されることでしょう。
「息子の嫁が、とっても素敵なカフェにランチに連れて言ってくれたのよ。
2時間もご馳走を食べながら、とっても美味しい紅茶を飲んで、パーフェクトな嫁と話に華がさいたのよ。」
なんて、欲ばりすぎな私の妄想でしょうが。