去年の始め、思い切ってテレビケーブルを解約した我が家ですが、アップルTVを通じて、NetflixやAmazonでドラマや映画、ドキュメンタリーをみています。

ローカルニュースはネットアプリで高画質でTV画面でも見れるのでそれほど不便はありません。

 

ケーブルに月々$300くらい払っていましたが、今では数チャンネルの購読を含めても$30はかかっていません。

 

垂れ流しのTVチャンネルに比べ、今は見たいものを見たいときに長いコマーシャルなしで見れるのでかえっていいかも。義母に言わせると「TVチャンネルのない生活なんて惨めね」だそうですが、リタイアするとテレビっ子になってしまうのか、それとも元々テレビっ子世代なのか、疑問に思うところです。

 

さてケーブルを解約して以来ドキュメンタリーを見る機会が圧倒的に増えた我が家。

最近見たものの中で印象的だったものをご紹介します。

 

❶Cheer

 

カレッジのチアリーディングクラブのドキュメンタリーなのですが、生徒や関係者それぞれにストーリーがあって何度も泣きました。

生徒達の中には親から見捨てられ孤独な時期を送っていた子、唯一の片親が刑務所に入ってフォスターで育った子、グレて少年院に出たり入ったりしていた子、親が病気で他界しひとりぼっちになった子がいて、その子達がチアリーディングを通して成長していく様子を見ることができます。

チアリーディングなんて未知の世界だったのですが、私も頑張らなきゃってモチベーションをもらいました。

 

❷Killer inside: The mind of Aaron Hernandez

 

アメフトのスター選手だったヘルナンデスが殺人の罪に問われ刑務所で自殺を図るまでの裏側を追ったドキュメンタリーです。

才能があって将来を約束された彼は周りから見れば完璧な人生を送っていると思われていましたが、裏を返すと生い立ちや両親との関係、セクシュアリティ、友達関係が複雑に絡み合い犯罪に手を染め始め、なおかつアメフト選手に珍しくない脳疾患が彼を変えていくというストリーです。

一番印象に残っているのは、父親がなくなった数ヶ月後、彼が大好きだったいとこの旦那と関係を持ち始め、まだ若かった彼に相当な影響を与えた母親が刑務所にいる彼に言った言葉、

「あなたが40億の契約を結んだ時に、1億私にあげていれば私の人生安泰だったのに。」

その儚さをうまく表現できません。

 

❸ Don't F**k with Cats

 

 

これは心臓の悪い方にはお勧めできないドキュメンタリーです。

YouTubeに子猫を殺す動画をアップされ、それを見た一部の人々がネットを通しその犯人を探すところから始まるのですが、サイコパスの犯人が徐々にエスカレートし殺人にまで発展、その後国際指名手配され裁判で裁かれるまでの過程を追ったドキュメンタリー。

最初どんなドキュメンタリーかさっぱり検討もつかず見始めたのですが、見ていくうちにもうそれはそれはもうショックな内容で。

ずーっと、「Is this real? (これ本当?」って旦那さんと顔を見合わせてしまいました。ショックが数日間続きます。

いや、というか1週間たった今も続いてるかも。

サイコパスが絡んだ凶悪犯罪は私たちの想像をはるかに超えているので、本当に理解しがたいです。普通がどんなに尊いか教えられます。そして私たちが日々悩んでいることは本当に小さなことのような気がしてなりません。