某クライアントさんが展開するキャンペーンのため新たに雇われたでもどり営業の方とのミーティングにて。

ミーティングの時間にいつまでたっても現れなかった彼を会議室で7分待った私は、受付の子に彼が来たら会議室で待ってもらうようお願いし、自分のオフィスに向かった。約束の時間を15分過ぎ、先ほどの受付へのインストラクションをも無視しそのままわたしのオフィスに現れた彼。

遅れたことに対する謝罪もないまま、経営体制に対するクリティシズムを並べ、わたしの管理能力に対するレクチャーまでも展開し、具体性の全くないストラテジーを展開した目の前のでもどり営業に対し、途中脈略のない話にふきだしそうになるのを必死にこらえていた私も、後々吐き気を感じた。あきらかにインターナルリーク(内部からの情報提供)があったと思える話の内容。それを持論のごとく語る目の前の自称ミスターマスター。

What an idiot! なんてバカなやつなんだ。

とはらわたが煮えくりかえるのを感じつつ、悔しいけど、どこからかやってくるあのやる気・ガッツと、クライアントさんをも魅了したあいつの自己営業力・自己プレゼンテーション力は認めざる終えない。

いかなるビジネスにおいてその経営者に必然なのは営業力である。アメリカとカナダのヂュエルシティゼン(アメリカ・カナダ両方の市民権)を持つ上記の彼が、5年前カナダに帰って来て以来またアメリカに帰るかもしれないし~という理由でタックスファイリングする(日本で言う確定申告)をすっかり忘れていた本当にバカの刻印を押されたやつに、今日改めて自分に何が足りないのかを教わった。

改めて悔しい。いつかあいつを平等なステージにてぎゃふんを言わせてやろうと、心に誓った。