今日も本レビュー。
今回はこないだご紹介した、“The four agreements” (日本語版:4つの選択) の著者 Don Miguel Ruizの息子Don Miguel Ruiz Jr が書いた、“Five level of attachment"(日本語版がアマゾンで見つからないので勝手に意訳: 執着の5段階)より。

最近ルイズ一家には本当にお世話になりっぱなしで、ここ1週間ちょいでもう3冊も読み切った。4冊目を読むか少し迷っているけど、この本もなかなか自分を理解するのに役立つ本だった。

さて、人というのは執着するほど幸せから遠のいていくものである。’断捨離’が浸透したように、物への執着を解き放つことは現代社会に生きる私たちにとっては一つの課題でもあるが、物だけではなく時には他人や事象に対しても執着心は起こる。この執着には実は5段階ある。

例えば、サッカー(この例は本で使われていた)。

レベル1:サッカーのルールやチームの違いも知らないままスタジアムに行き、他のファンとのふれあいやゲームの面白さ、スタジアム内での飲酒などを通して、楽しいひとときを過ごす。この段階でサッカー=楽しいレベル。

レベル2:次にスタジアムに足を運ぶと、いつの間にか一つのチームを応援するようになる。この段階では、好みレベル。

レベル3:他人に"どっちのチームのファン?”て聞かれる前に、自分は〇〇チームのファンだと認識するようになり、スタジアムにもそのチームのユニフォームと同じ色のユニフォームを着て観戦するようになる。これはアイデンティティレベル。

レベル4:自分のチームの勝敗がその日の気分を左右するようになり、他のチームファン=敵と見なすようになり口論するようになる。そのチーム=自分と認識するようになるのがこのレベル。

レベル5:他のチームのファンに無条件に攻撃的/暴力的になり、チームが負けると暴れる。例えば、フーリガンとかがこのレベル。


このレベルの違いを見ると、最初は”楽しい”がキーワードだが、レベルがあがるにつれ執着が自己までも形成し、さらに人格まで変えてしまうというその変化。これがサッカーでなく、人やものや、金、地位やプライドなどにあてはめられるのが怖い。レベル5は犯罪の域になる。

ここで大事なのはまず自分が何に執着しているのかを知りそして次に、どの段階にいるかを見極めること。それがもしレベル4以上だったらレベルを落とす努力する。そうすることで、心の中の
断捨離を実現できる。