私にはどうしても脱ぎ捨てる事のできない思い込みがある。
ーーーーそれは洗濯物の分別に関することである。

いつのことだっただろう。女友達と飲みながら、どういったわけか洗濯物の話になった(もちろんそういう話題を会話に持ち出したのは間違いなく私だが)。

いったいみんなはどういう風に洗濯物の分別しているのか?

北アメリカでは大抵の人々/家族の洗濯の頻度は週に1回である。特に小さい子供がいる家庭ややたらと洗濯物が多い人のいる家庭(例えば、毎日あるいは1日に数回ジムとかヨガに通っているとか)ではそれ以上だと思われるが、日本の様に毎日という訳ではない。

さて私は大抵タオル類&靴下とそうでないものに分ける。そうでないもののなかには、乾燥機には入れず、室内乾燥するものが多いからである(ブラジャーやオフィス用の洋服それにヨガ様の服など乾燥機に入れたら縮まってしまいそうなものたち)。それ以上たまると、さらにそうでないものをパジャマや部屋着などの普段着と、ちょっと高めのオフィス用の洋服と2分割する。

さてさて他の2人の友達はともに同じ答えだった。

ー白いものとそう出ないものに分ける。



私的にそれは意外な答えだったのである。白であれば、タオルもパジャマもパンツも靴下もいっぺんに洗ってしまうのか?黄色であれ、黒であれ、ほかのものならいっぺんに洗ってしまうのか。なぜ白とそれ以外なんだ。なぜ白だけが特別なんだ!それは、まさに

人種差別とくに白人優越主義と一緒じゃないか!

彼女達の論理はこうだ。もし色物の中に色落ちする服があって、それが白ものに移ってしまうと大変!もう捨てるしかない。

しかし私の反論はこうだ。今の時代、なかなか色落ちする洋服なんてない。例えば、赤の服が色落ちして黄色に移ったら黄色の服も捨てるしかないのではないか。なぜ白のみを特別扱いする必要があるんだ。第一、君ら白い服なんてたいして持ってないじゃないか。まぁ下着が見事に白ばかりってなら別だけど。


ということで私の中で洗濯物を白とそうでないものに分ける人々は白人優越主義者の一旦を担っていると思い、少し距離を置くように内心心がけているのである。


*もちろん冗談だけど。