老若男女問わず、私は本当いろんな人々を仕事上マネッジしてきた。下は18歳から上は自分の母親よりも年上のスタッフ(達)。過去8年ほどで合計50人を超えるだろうか。その中でも私の人生の中で”世界も仰天!3大女王”がいる。2年ほど前、その当時勤めていた会社のコールセンター部長がラテンアメリカ部門へと移動することになり、私がそのあとを引き継ぎ5人だけだったカスタマーサポートからコールセンターに移動になったときの話。

驚きの女王1_Wh
歳が母と同じ(今65歳)。ばつ1。私よりはるかに年上の子供2人に、孫一人。デート活動が私や私の友達よりも非常に盛んで、無料出会い系で月に何度かは新しい人と出会うのが趣味。そんな彼女、仕事はいつも真剣で朝7時の出社時間に遅刻したことはない。コールセンターでありながら営業のアシスタントもこなし、会議室の担当として来客があれば、会議室にそそくさとコーヒーや水を運んできてくれる。
ある日、日頃の熱心な仕事への取り組みに対する感謝の気持ちとして、こちらでは結構人気なZENシリーズのミニサイズ流れる滝を送った。彼女のデスクに飾って、ちょっと気分を変えたいときはこの流れる滝でも見て、癒されてほしい♪そんな気持ちで。。。
Muku Consulting Inc-たき
*写真は類似品
ところが1週間もたたないうちに、猛抗議。それは・・・・

その突出したブツががどうしても男性の股間(後述は”アレ”と表現する)に見えてしかたない。

という理由。彼女にとってはとても刺激的すぎ見られたもんじゃないという見解。最初聞いた時は冗談だと思ったが本人は本気。それ以降というもの、オフィス内のありとあらゆる突出したものが彼女にはアレに見えてしまうらしく、彼女が抗議するたびに撤収処分となった。

驚きの女王1
こちらも女王1と同じ年、しかも仕事もまじめ。遠方から出勤しているにも関わらず、こちらも遅刻なし。バツイチだが長年連れ添ってきたパートナーと暮らす。さて、ある日彼女のデスクへと歩みよると、それまでなかった曲ったスプーンがポツンと彼女のデスクにおかれている。

私「このスプーンどうしちゃったの?ディッシュウォッシャーの中で曲がっちゃった?」

女王2「あっこれね、あたしの念力で曲げたの。」

私「・・・・・・。”心の中(ちょっとまてーー、今何つったーーー???)”ははは。おもしろい冗談だね。」

女王2「本当よ。あたし気でスプーンが曲げられるの。」

私「・・・・・( ̄□ ̄;)」


驚きの女王3
スタッフが気兼ねなく私とコミュニケーションをはかれるよう、オープンオフィス主義を掲げていたわたしの元へ女王3はやって来た。女王3は私より数歳年上。ヨガのインストラクターもするほど、スリムで活発だ。仕事の事はもちろん、たまにはプライベートも話す。

私「どうした?まぁそこの椅子座って、ゆっくりして。」

女王3「実は。。。。。。あなたに話たい事があって。過去の事ではあるんだけど、一応念のため。あたし過去に6回エイリアンに誘拐されたの。すっごいそっち系の電波張ってって、すごく今頭いたくて。あの時とおんなじ。今日は早めに帰っていい?」

私「・・・・・”心の声(えーーーーーーっ!!!!!)”調子わるいんだったら早退してオッケーだよ。なにもそんなエイリアンなんて持ち出さなくても。。。」

女王3「違うの、この頭痛は彼らがまた近くに来ている証拠なの!」

私「・・・・・・・・・・(この無言の時間:1分)ヽ((◎д◎ ))ゝ”心の叫び(無理、もう完璧無理)”それならさっさと帰宅した方がいいと思う。」



その後人事と入念に州の雇用条項を読んだが、全ての突起物がアレに見え抗議するスタッフや、スプーンを気で曲げると豪語し実際オフィスにあるスプーンを数本意味もなく曲げるスタッフ(実際その現場を見たものは誰もいない)そしてエイリアンに6回も誘拐されたと言うスタッフをそういった理由で解雇できないということを知る。ーーー究極の想定外。