私事ですが、4/10に第一子の出産予定日を迎えます。

昨年夏に妊娠が分かった時に不安だったことの一つが、
”妊娠・出産後もこの仕事は続けられるのかしら・・”ということでした。

ママが会社員の場合、育児休暇が取得できたり、出産後の復帰を会社が応援したりしてくれます。

でも自営業の場合は、うまく続けられるかも続けられないかも、全て自分次第・・。

特に私の場合はほぼ一人でやっているので、私の出産・育児のためにお客さんが離れてしまうと、その後一からお客さんを探していくのは、なかなか大変ですね・・。

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妊娠初期の頃の私はそうした不安に駆られて、ネットを検索したり、仕事を持つ
ママさんに相談してみたりしたものの、私が求めていた情報はなかなか集まりませんでした。

その時に、”自分がメインで自営業をしながら、子育てをしているママさんは
まだまだ少数派なんだな”、と思いました。

妊娠が分かった時に私が知りたかったこと、それは・・

*妊娠・出産をどうやったらスムーズにお客さんにお伝えできるのか

*妊娠期間中、いつまで仕事を続けられるのか

*出産後も自営の仕事を続けていくために、今から何を準備すればいいのか

*子供の扶養手続きをどうすればいいのか


などでした。

こうした情報をお探しの自営の妊婦さんもいらっしゃると思うので、今日は記事にしたいと思います。

(※以下、私は専門家ではなく、あくまで個人の経験や考えをもとにした記事です。
正確な情報が必要な方は、専門家や役所にご相談されることをお勧めします。)

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まずは、自営業の方なら気になる、妊娠・出産に伴うお休みのお伝え方について。

結果的にいうと私の場合、殆どのお客さんと妊娠中にもお仕事を継続することができ、また出産後も良い関係を続けさせて頂けると思います。

私がお客さんにお伝えする時に気を付けたこと・・それは自分が出産後も仕事に復帰する強い意思があることを伝えること、です。

もし私が出産後に復帰できないのであれば、お客さんはなるべく早めに代わりの方を見つけなければいけません。それは、自分が仕事をお受けできない限り、仕方がないことです。

私の場合、復帰時期もお伝えしました。もちろん出産後の自分やあかちゃんの体調は未知数なので、はっきりとお伝えすることはできませんが、目安としてお伝えすることで、お客さんのご不安を和らげることができると思います。

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次に、妊娠期間中、いつまで仕事を続けられるかについてですが、これは完全に体調次第だと思います。

私は幸いなことにつわりがなく、体調の変化もなかったため、臨月に入っても仕事を続けています。

でも急な体調の変化も予想されたので、7カ月を過ぎたころからは、翌月の予定はなるべく直前になって発表するようにしました。

また9ヶ月に入った頃には、お引き受けするのは既存のお客様のお仕事や、万が一のキャンセルにも応じて下さるお客様のみのお仕事にしました。

目安としては、労働基準法で決められている、会社員ママさんが取れる産前産後休暇(産前6週間、産後8週間)が目安になると思います。でも自営ママさんの場合、この期間を休んだからといって、給与や手当の支給は全くありません。

ちなみに自営ママさんに支給される手当金は、健康保険組合からでる出産一時金のみです。産前産後の休暇および産後の育児休暇(通常1年程度)にも、手当は一切でません。

どの位休むのがいいのか、体調と相談しながら、自分で決めていくことになると思います。

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また、妊娠中もスムーズに仕事を続けられるかを決める大きな要素だと思ったのが、自宅の場所です。

妊娠すると電車での移動が段々と大変になってきます。私の仕事の種類上、お客様との打ち合わせやセミナーがメインですので、自宅にこもっている訳にはいきません。

私の場合は交通の便のいい所に自宅があるため(小さな賃貸ですが・・)、徒歩数分の所にセミナールームを借りて、臨月までそこで打ち合わせやセミナーを行うことができました。

もし郊外にお住まいの場合は、近くまでお客様に来て頂くことは難しいかもしれません。その場合は、スカイプなど遠隔でも打ち合わせできるような体制をとっておくか、マイカーで移動できないと、満員電車で席を探すことになってしまいます・・・。

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次に、出産後も仕事を続けていくために、今から何を準備すればいいのかについてですが、これはお住まいの地域や、ご家族が近くにいるかによって、全然違うかもしれません。

ざっと思いつくのが・・

* お客さんとスムーズな関係を築いておく

* 子育てを分担できる体制を作っておく(家族・ファミリーサポート・ベビーシッター・保育園など)

* 自分がそれほど時間をさかなくても、仕事を進められる仕組みをつくっておく

ですが、どれも難しいですよね・・。

私もまだ実際に子育てをしている訳ではないので、本当にその時が来たらうまくいくのか不安はありますが、私の場合は主人も自営業のため、自宅勤務の時間を長くしてもらうことで調整していきたいと思っています。

もし家族のサポートが期待できない場合には、お金をかけてでもサポートしてもらえる体制を作るしかないと思います。私の周りではベビーシッターさんを雇われている自営の方も多いです。

もちろんお金はかかってしまいますが、自営業は信頼が全て・・。そのお金をけちってお客さんからの信頼を落としてしまう位なら、赤字になってでもしっかりと仕事を続けていくことの方が大事かと思います。

そしてもし出産前に”自分がそれほど時間をさかなくても、仕事を進められる仕組み”ができていれば、一番安心ですよね。残念ながら私の場合は間に合いませんでしたが・・。

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最後に子供の扶養手続きをどうするかですが、私の場合は私も主人も国民健康保険・年金に入っていたため、ここが一番悩みました(それまでは正直よく考えていませんでした・・汗)

結果的には、これを機会にまたたび企画という会社で社会保険に加入することにして、子供も扶養できるような仕組みにしました。

自分一人では全く分からなかったので、信頼できる社労士さんの助けを借りました。

ご主人が会社員で、その扶養に入れる場合は、特に考える必要はないと思いますが、夫婦ともに自営業で国民健康保険・年金の場合は、これを機会に株式会社を作れるのではないかなど、色んな選択肢を専門家の方と考えるのがいいと思います。(前回のエントリー もご参考にしてください)

もちろん株式会社化すると、もろもろの手続きや、3月の確定申告も大変になります。

私の場合は4月が出産予定だったので、確定申告や社会保険の手続きを、税理士さんや社労士さんの力をかりて、なるべく早く終わらせるようにしました。

自分が苦手な分野はプロの手を借りて素早く終わらせてしまい、精神的に安定しておくことも、妊婦にとっては重要なことだと思います笑。

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以上、思いつくままに、妊娠~出産にかけて、私が気付いたことをまとめました。

次に記事を書くころは出産後のはずなので、子育てと自営業ママについて気付いたことを、また記事にできればと思います!

でももうすでに・・

”あかちゃんは2時間おきに泣いて大変・・” 
”子育て中は自分の時間なんて持てない。仕事なんて無理”
 などなど、

自営業ママにとっては大変そうな情報が目白押し・・笑。

でも私は自営業の一番の武器は”工夫ができること”だと思ってます。

自営業は工夫を続けていかないと、そもそも事業が成り立たない世界です・・。
そしてその苦労はきっと、子育てにも応用できるのではないか・・と思ってます。

しかしまずは出産です・・。いつこの子は生まれてくるんだろう・・?